はじめのうちは聞き流していたそうですが再三に渡ってマウントを取ってきたため、友人が「それってマウントですよね」と言えば、先輩も「ナイスマウンティング!」とイジります。

当然、彼は激怒しますが、先輩から「彼女のことを人前でバカにするくせに自分は人から言われるのは許さないっておかしくないですか?」と先程とは打って変わって冷静にツッコまれました。返す言葉がないのか顔を真っ赤にして黙る彼氏。
すると突然立ち上り、志保さんの腕を引っ張って帰ろうとしたため、それを振りほどき「帰るなら一人で帰って。それとあなたとはもう別れるから。今までお世話になりました」と宣言しました。
「結局、彼氏はそのまま一人で店を出て行きました。地元では温泉旅館を予約していましたが荷物を持ってきていたので宿には戻らず、そのまま親友の家に泊めてもらいました。
その後も彼氏からのLINEはしばらく届いていたけど、上から目線のメッセージばかり。それも私だけではなく親友や先輩にも謝罪を求める内容で反省してる様子はまったくなかったです(笑)」

ちょっと強引なやり方でしたが自分だけではここまで思い切ったことはできなかったため、友人カップルには感謝してもしきれないといいます。
「別れた後もストーカーされたらどうしようって不安はあったけど、返信の文面を全部『私が立て替えた居酒屋の飲み代の支払いをお願いします』にして送っていたら向こうからブロック。そのままフェイドアウトできたので助かりました」
作戦は無事成功したとはいえ、こんな帰省の思い出は勘弁してほしいもの。せっかく恋人を連れていくなら楽しい思い出を作りたいものですね。
<文/トシタカマサ イラスト/朝倉千夏>
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。