定番テク6:室外機は日陰に。ただし室外機に何かかけるのは注意
真夏の直射日光を浴びて熱くなった室外機…。実はこれ、冷えにくさの大きな原因なんです。
遮光ネットやすだれでエアコンに当たる日光を遮れば、排熱効率が上がり、同じ設定温度でも快適さが全然違うそう。数百円の工夫で、数千円単位の電気代削減につながるなら、やらない手はありませんよね!
ただ、SNSで話題の「室外機に濡れタオルをかける」は、ダイキンの実験によると逆に効率が落ちてしまったそう。タオルが垂れ下がって吸込口や吹出口の一部をふさいでしまったためです。遮光ネットや断熱シートなど、垂れ下がるものを室外機にかけるのは要注意ですね。

最後は+1アイテムで節約できるテクニックです。冷気は床にたまりやすいので、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、部屋全体が涼しくなります。
その結果、設定温度を1~2℃上げても快適に過ごせることも。
実際にサーキュレーターで試してみたところ、同じ28℃でも体感温度が段違いに涼しいです。温度をできるだけ下げたくない就寝時などは特におすすめですよ。
今回ご紹介したダイキンの実証データから分かったのは、ちょっとした設定の工夫で電気代が下がるということ。
・風量を自動に → 月986円節約
・風向を水平に → 月930円節約
・暑いときは風量強 → 1回につき約10円節約
さらに、フィルターのこまめな掃除や室外機の設置環境を整えるなどの定番テクを組み合わせれば、1シーズンで1万円以上の削減も夢ではありません。
9月も猛暑が続くそうなので、今からでもエアコン節約ルールを取り入れてみてください。
<文/齋藤めぐみ>
齋藤めぐみ
1990年生まれ、東北在住のフリーライター。元銀行員でFP資格を保有。転勤族妻、2児の母。