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元風俗嬢の私が、AV女優のキラキラ化に反対のワケ。「短期間で稼げる」の言葉に釣られ、気づけば5年抜け出せなかった

キラキラの裏側にある現実――性産業に潜むリスクと搾取

ここで紹介したのは、特別なケースではない。むしろ「よくある話」として業界にあふれている。かつ、実際に働いた先にも、ここには書ききれないリスクが多数存在する。やむを得ない事情があり、あの業界に足を踏み込むことを完全に否定するつもりはない。 だけど、性産業は決して“クリーン”ではないし、“一歩間違えれば命に関わる”リスクが常につきまとうこと。そして、求人側はそれらを包み隠してあなたを徹底的に搾取しようとしてくることを、ぜひ頭の隅に置いておいてほしい。 0911_ランウェイ⑤もちろん、「覚悟を持って選ぶ」人もいるだろう。しかし、「キラキラした未来が待っている」と信じて、安易に足を踏み入れるのはあまりにも危険だ。 今の時代、SNSには「性産業で成功した」という発信も溢れている。けれど、その裏で苦しみ、声を上げられずに消えていった女性たちも確実に存在している。 もし今、あなたが少しでも「やってみようかな」と考えているなら、一度立ち止まって考えてほしい。得られるお金や華やかなイメージの影で、失うものの大きさに気づいてからでは、遅いかもしれない。 <文/yuzuka>
yuzuka
エッセイスト、脚本家。元精神科看護師と夜職の経験あり。著書『埋まらないよ、そんな男じゃ。』他3冊。「五反田ほいっぷ学園」「愛の炎罪」等原作脚本
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