海外ドラマや映画などでも、決してメガヒットとは言えない曲が年月を経て印象的なシーンで起用されリバイバルヒットする例がよくあります。最近では映画『Saltburn』で使われたソフィー・エリス・ベクスターの「Murder On The Dancefloor」がそのひとつです。
ハンバート ハンバートも長年音楽ファンの間では知る人ぞ知る存在として実力を評価されてきました。そのようにして静かに培ってきた音だからこそ、詠み人知らずのナチュラルさでドラマに馴染むことができたのです。
アーティストの名前とブランドの強さで音楽だけが目立ってしまうことを回避できたことも、『ばけばけ』のオープニングが好評を得ている要因と言えるでしょう。
となると、今後もビッグアーティストに頼らない朝ドラ主題歌の流れができるのかもしれません。今度はどんなミュージシャンが起用されるのか。楽しみです。
<文/石黒隆之>