朝ドラ『ばけばけ』で注目、29歳俳優の“有名すぎる父&祖父”。過去作から見えてくる着実なキャリア
名優二人による贅沢な読み聞かせ時間
松野家が抱える多額の借金を返済するため、銀二郎は身を粉にして働く。借金をこさえた張本人であるトキの父・司之介(岡部たかし)は銀二郎を盛んに「婿殿」と呼ぶが、借金取りからは「馬車馬殿」というあだ名でからかわれる。
自分は馬車馬になって働くために婿入りしたのか。何だかなぁと少しは思ったかもしれないが、銀二郎は懸命に働き、松野家を支え、妻であるトキにも優しい。みんなが寝静まった夜な夜な、銀二郎はトキに怪談を聞かせる。
優しい婿殿の読み聞かせ時間。そういえば、寛一郎が小学校を卒業する謝恩会で、祖父・三國連太郎と父・佐藤浩市が朗読劇を披露したらしい。名優二人による何と贅沢な読み聞かせ時間なのだろう。
所属事務所ユマニテの戦略
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