国民的人気ドラマに12年間出演した“天才子役”が「長ゼリフ」を覚えられたワケ。本人が明かす記憶術
記憶を定着させるために使っていたテクニック
1.読むだけで終わらせない
覚えるにあたって、読むだけで終わらせているという方、意外と多いような気がします。特に外国語では、読むだけで完璧に覚えるのは、不可能なのではないか、と個人的には思っています。 読む、書く、(絵など)描く、聞く、喋る&呟く。目、耳、手、口、五感を使うことで、記憶は定着しやすくなります。 ノートやデジタルメモ、音声教材、五感を刺激して覚えていきましょう。最近はYouTubeやオーディオブックなど、教材が充実していますよね~。いい時代です。2.繰り返すこと
一度で覚えられるならそれで問題ないのですが、たいていの人は覚えられないし、何より人間というのは忘れてゆきます。 一度で完璧を目指すのではなく、しつこくリピートすることが大事です。ちなみに私は英語の学習に取り組むときに、必ず大学受験で使っていた単語帳を1からおさらいします。必ずどこか忘れていますからね。3.思い出せたら、定着のサイン
セリフ、英語、公式……、「手元に台本や教科書がなくても脳内で再生できること」を覚えた、と私は定義しております。 実際、TOEICや資格試験で、「あの公式を使えばいいはずなのに思い出せない……!」「この単語の意味、なんだっけ?」となったこと、誰しも経験があるはず。補助なしで頭の中に出せれば、きっと本番でも大丈夫です。 ちなみに、これはビジネスの場で、人様のお名前を覚えるときにも応用しています。名刺の漢字やお顔が結びついていれば、次回会ったときに礼を失するリスクはだいぶ減ります(ちなみに、顔と数字を覚えるのは割と苦手なほうです)!「執念深い」と言われてしまうことも。記憶力の光と闇
宇野なおみ
ライター・エッセイスト。TOEIC930点を活かして通訳・翻訳も手掛ける。元子役で、『渡る世間は鬼ばかり』『ホーホケキョ となりの山田くん』などに出演。趣味は漫画含む読書、茶道と歌舞伎鑑賞。よく書き、よく喋る。YouTube「なおみのーと」/Instagram(naomi_1826)/X(@Naomi_Uno)をゆるゆる運営中



