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Netflix『イクサガミ』で色気が限界突破…“45歳俳優”の前髪から目が離せない。渋みが溢れて“今が全盛期”と言えるワケ

戦いで乱れる“前髪の破壊力”に嫉妬

 なにより、岡田の放つ色気が圧倒的だ。髭はいわば、不潔感を象徴するパーツであり、似合わないケースも多々あり、かなり人を選ぶ。しかし、岡田に似合わないわけがなく、不潔感も感じさせない。むしろワイルドさが増し、愁二郎に強キャラとしての説得力をもたらしている。  さらには、その髭からは「過去に参加した戊辰戦争で受けた心の傷」「コロリで娘を亡くした悲しみ」など、愁二郎が背負っているさまざまな葛藤が哀愁として伝わってくる。髭のないスマートな口まわりでは、愁二郎というキャラに奥行きは伝わりにくかったように思う。髭が色気をはじめ、いろいろな魅力を愁二郎に与えていた。  また、普段は“デコ出しヘアー”ではあるが、激しい戦闘の際には髪型が乱れる。その際、だらりと垂れた前髪が大きな瞳にかかり、素顔が完全にハッキリ見られなくなる瞬間も色っぽい。髪の隙間から覗く眼光は、鋭く、それでいて血生臭い。目にかかる前髪はその眼光を間近で見られるのだから、ついつい嫉妬心が芽生えてしまった。 イクサガミ 今年45歳となり、渋みが本格的に溢れ出し、アクション俳優としての経験も積み重ねる中、「いまこそ全盛期なのでは?」と感じずにはいられない。そんな岡田が主演を務めているのだから、本作のヒットは必然だ。今後さらに大ヒットとなるか、期待が高まる。 <文/望月悠木> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
望月悠木
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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