Fashion

「服のセンスがない子」を育ててしまう“親のNG行動”とは。「似合わないよ」の伝え方ひとつで一生の呪縛に

つかず離れず、一緒に楽しむ

 オシャレに対する関心度が高い親のもとで育つと、子どものセンスも磨かれていくことはありますが、それでも本人に学ぶ意欲がなければファッションセンスは磨かれません。また、ファッションに関心の高すぎる親が、「このほうが良い」というエゴを子どもに押し付けてしまうケースもあります。かといって、放任主義すぎてもTPOを考えた服装選びという概念が育たないので、服に関しての関わり方ってすごく難しいですよね。  スタイリストをしている筆者の経験談で言えば、両親とも「わが子のおしゃれ」に対する関心度は高かったです。基本的に、自分で選んで考えた服装に対して肯定してくれていましたね。  それでも、服の組み合わせが変だった時は、「これをこうしてみるのはどう?」という提案があったり、時には「その組み合わせは、ママ考えたことなかったわ」と、感心してくれたり。服の組み合わせを考える時間=親子の時間でもありました。  きっと、私の関心のキッカケは、服ではなく、母だったのですね。そのツールとして洋服が存在していたので、自然とファッションに対する興味も自発的に高まったのでしょう。

子どものセンスにどう向き合う?

子どものセンスにどう向き合う? 最後に、よくあるお母さんの悩みとして「子どものオシャレを尊重したいけど、服のセンスが合わなさすぎる」という問題について。  とくに幼少期の子どもはキャラクターのついた服で全身を固めるなど、かなり独創性の高い着こなしをしますよね(笑)。今回、さまざまなケースを友人や知人に聞いた結論として、「子どもの服に対して強い否定はしない」ことが大事なのかなと感じています。  ともすれば、子どもには「こういう服を着てほしい」というエゴや、「センスが悪くて大人になって困らせたくない」という心配が先行して、気づかない間に子どもの尊厳を傷つけている可能性があります。なかなか難しいことですが、少し引いた視点で子どもの成長を見守り、手助けするという姿勢は洋服の組み合わせに対しても言えることかもしれません。  少しでも、お子さんのファッションとの向き合い方に悩んでいる方の参考になれば、幸いです。 【他の記事を読む】⇒シリーズ「失敗しない日常オシャレ」の一覧はこちらへどうぞ <文&イラスト/角佑宇子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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