マッチングアプリで出会った亮さん(仮名・35歳/会社員)との初めてのデートの日、少し遅れると連絡が入りました。はじめは10分程度の遅刻だろうと思っていた舞香さんでしたが、彼が現れたのは待ち合わせの時間から50分ほど過ぎた頃でした。

彼はかなり焦った様子で席につくと、遅刻の謝罪より先に「実は叔父が危篤で」「相続の話があって」と重い話を一方的に始めました。舞香さんがあっけに取られていると、彼は自分の分だけ飲食を注文し、食べ始めました。そして突然彼のスマホに電話がかかってきて、席を外して戻ってくると、「叔父が亡くなりました」と一言告げ、なんと会計伝票をテーブルに残したまま消えてしまったそうです。
「とても落ち込んだ様子で、大慌てで出ていこうとするので、お会計について今言うのは冷たいかもと思ってしまったんですよね。庶民的なお店でしたからそんなに食事代が高いわけでもなかったので、後日会った時に返してもらえればいいかなと思ったんです。彼も、また絶対飲みに行きましょうねと言っていたのですが、結局連絡は来なくてフェードアウトされました。今思えば食い逃げですよね」
マッチングアプリでマッチした誠さん(仮名・32歳/会社員)は、プロフィールの写真があまりにもイケメンだったので、どうせ写真は加工だろうと甘くみていたそうです。しかしデートに現れた誠さんは、まさかの写真よりもイケメンでした。
「彼がイケメンすぎて緊張してしまって、緊張をほぐすために、とりあえずお酒を飲みまくったんです。彼も結構飲む方で、2人ともかなり酔ってしまいました。酔ってからは、仕事や元恋人の愚痴などを面白おかしく話していたと思います。2軒目にバーに行くことになって、もしかしたらと思ったんですが、たまに口説いているような発言はするものの、彼の目は泳いでいて、こちらが心配になってしまうような様子でした」

そして何杯か飲んだところで、誠さんが突然「俺そろそろ帰るわ」と立ち上がり、自分だけタクシーを拾って帰ってしまったそうです。
翌日になって、謝罪と「また会おう」という連絡が来て、行くかどうか迷ったものの、見た目がタイプだったため、再度会うことにしました。しかし、1回目のデートのデジャヴのような展開が繰り返されます。その日は彼から名刺をもらい、ネットで検索してみたところ、とあるSNSに昔の写真がアップされており、薬指には指輪がはめられていました。
「もしかして不倫? それか、結構昔の写真だったので、結婚していたけど離婚したのかなと、どちらにしても2回のデートの中でそんな話は出なかったので、不信感が募りました。その後連絡は取り続けていたのですが、あるタイミングで彼からの連絡が突然途絶えてそれっきりです」