
去年食べたローストビーフ。浮かんでは消えていたもののひとつ
ようやく迎えた当日朝。午後からの受診だったので、昨夜に引き続き食事はできません。
おなか……すいたな……。
エッセイをお読みくださっている方なら皆様ご存じかと思いますが、わたくし、生粋の食いしんぼう。橋田賞(橋田文化財団で行われている授賞式。パーティーがある)でお邪魔するリーガロイヤルホテル東京では、毎回ローストビーフをもりもり食べておりました。
食べないダイエットなどできたためしがありません。バレエを10数年続け、最近は大人になってトウ・シューズを履き直すという挑戦を行っているので、普通に食生活は気を付けています。
でも、例えば原稿の合間にチョコレートをかじるとか、軽食に甘いパンを選んじゃうとか、友達とピエール・マルコリーニやル・サロン・ド・ニナスに行って甘いものを食べることは制限していません(私含めお酒をあまり飲めない・飲まない友人が多いので、ちょっと高級な甘いものが会うときの贅沢時間なのです)。
なので、いざ行けば不安より「おなかがすいた」で頭が占領されていて、ラーメンだの、アルフォートホワイトだの、ハンバーガーだの、明太子のっけご飯だの、食べ物が浮かんでは消えていました。たかが10数時間の断食でこのありさま。
いろいろ受けたのですが、知らない経験が次々に襲い来るので驚きました。朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』を合間に読んでいましたが、そこまで進まなかったですもの。人間ドックで読むべき本だったかはさておき……。
私は“のし梅”(水戸の名物。大好物)じゃないんですよと言いたくなるマンモグラフィー、どんどん抜かれていく血液、超音波検査中の、暗くて眠くなるけど不思議な感覚が現実に引き戻してくる揺り戻しの感覚。
エッセイのネタとして書き溜める間もなく、次々と検査が続きます。それにしても、「回転しながら椅子が上がります」とかいうアナウンス、ディズニーランド以外で初めて聞いた気がいたします。
ショックだったのは視力の低下。最初あまりにも低すぎて、担当の方がやり直しを申し出てくださいました。それでも結構低かったです、とほほ。
ヘッタクソだったのは肺活量。舞台に立っていた人間とは思えない体たらくでした。体重はちょっと増えていましたが、筋肉量を確認しておこうと思います。もともと筋肉がつきやすくて、ビリーズブートキャンプを「大腿四頭筋(前ももの筋肉)が太くなるなコレ」と判断して数日でやめた経験があります。
ありがたいことに、ずっと習っているバレエの先生に丁寧にご指導いただけて、筋肉の使い方を徹底して変えているところなんですよ~。