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唐沢寿明が明かす『白い巨塔』ヒットの裏で抱いた“葛藤”と、売れた途端の“手のひら返し”に見せた意外な反応

おじいちゃんになっても、同じ話をして同じように笑う

0521_唐沢寿明さん⑥――当時のご自身から「これだけは忘れるな」というメッセージがあるとすれば? 唐沢:俺はね、たぶんほとんどのことを忘れていないと思う。今でも当時の仲間と忘年会をやったり、飲んだりしていますし。 ――そうなんですね。それはいつのお仲間ですか。 唐沢:アクションクラブの時の仲間が多いかな。グループLINEで「何日空いてる?」って聞いてご飯を食べに行っています。「あそこから落っこちてケガした」とか『仮面ライダー』のロケで寒い採石場に行ったとか、昔話ばっかり。でもそれが楽しいんです。同じ話をして、同じように笑う。俺が一番年下だから、みんなもうおじいちゃんだけどね(笑)。

「TEAM KARASAWA」始動。62歳、新たなモチベーション

――昨年事務所から独立し、今年、山口智子さんとともに「TEAM KARASAWA」を立ち上げられました。大きな変化だったと思います。 唐沢:結構前から考えていたことではありました。お世話になっていた事務所の会長がお亡くなりになって。自分がなぜ仕事を頑張れるのか考えてみると「誰かのために」と思える相手、パッションがないと頑張れないんです。この人のために嫌でもやるとか、この人のために頑張るとか。その対象がいなくなってしまって、誰のためにやったらいいのかわからなくなっちゃった。だから独立をひとつの区切りにして、改めて考えようと思いました。 ――仕事を頑張るという面で、かつての最終目標はとっくに飛び越えているわけですが、新たな目標設定は。 唐沢:もともと俺は「あの人、たまにテレビで見るよね、名前は出てこないけど」が目標だったんだから。それが今みたいな俳優になれるなんて誰が想像する? だからラッキーだったんです。その都度、いろんな人に助けられてきて。 ――ではこれからも人との縁ですね。 唐沢:そうだね。自分から「助けて」と言っているわけじゃないんだけど、必要なときに声をかけたり、手を差し伸べてくれる人が、その時々にいるんです。 <取材・文・写真/望月ふみ> 映画『ミステリー・アリーナ』は全国公開中 (C) 2026 Amazon Content Services LLC or its Affiliates. All rights reserved.
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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