脱いだら脱ぎっぱなし、気づくと床が布物まみれ。おぐら家のリビングは2階で、洗濯機と脱衣カゴが1階という間取り。どうしたって、服を持っていくのはめんどうになりがちです。悩んだ末に、あんこさんが採用したのが〈折りたたみランドリーボックス〉です。
大容量でありつつ、折りたためば超コンパクト。使用しない時は壁にかけたり、隙間にしまえて邪魔になりません。夕方に登場させて〈脱いだものはココに入れてね〉で、子供達は素直に従ってくれます。やはり、どんなものにも帰る場所が必要で、入れ物を設置するのは大切なのです。
片付けは、捨てる行為でもあります。あんこさんも、もともとは捨てられないタイプ。転機となったのが〈遺品整理〉でした。
そもそも、人によって片付けの感覚もレベルも違います。自分だけが片付け担当、から、家族全員が協力体制、に至るまで、本書には学ぶべき項目がたくさんあるのです。
<文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
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