――現在のバリ島での生活費は、どのような状況でしょうか? 本の中では、ひと月の生活費が3万円程度と書かれていましたが、現在は物価が変化しましたか?
アマキナ:私が住み始めた2012年頃と比べると、物価はかなり上がりました。わかりやすくタバコの値段で比べると、2012年当時はマルボロが120円ほどだったのが、今では500円以上になっています。ほかの銘柄は、もっと安いものもあります。
現在の生活費は、月17万円前後です。
〈月あたりの生活費の目安(年払いのものなどは月換算)〉
・ビザ費用:約1万円
・家賃(3部屋+ダイニングキッチンの一軒家):約4万円
・電気代:約1,000円
・インターネット代:約4,000円
・猫10匹の飼育費:3万~4万円
・食費(ほぼ外食):4万~5万円
・交際費:2万円前後
・雑費:1万5,000円前後
――インドネシアと日本とで、色の捉え方に違いがあるのは面白いですね。青信号は確かに緑ですし、猫を黄色と表現しても、確かに一理あると思いました。漫画でご紹介しているほかに、色の違いで気づいたことはありますか?
アマキナ:日に焼けた肌を、日本では「黒くなった」と表現しますよね。以前、インドネシア人の相棒に「黒くなったね」と言ったら、「黒じゃなくて茶色だよ」と言われたことがあります。
――インドネシアは、お米料理が多いのでしょうか? 現地のお米と日本のお米の違いや、ご飯に合うと思う現地料理について教えてください。
アマキナ:インドネシアも主食はお米なので、ご飯料理はとても多いです。日本のお米は、主にジャポニカ米(うるち米)で、粘りが強く、粒がふっくらしています。
一方、インドネシアではインディカ米系のお米が多く、日本米より粘りが少なく、比較的パラッとしています。ただ、タイ米ほど細長くパラパラというわけではなく、日本人でも食べやすい品種が多いです。個人的には、ナシゴレン(焼き飯)は、日本米よりもインドネシア米のほうがパラッと仕上がりやすく、おいしいと感じます。
また、バリでもよく見かける「ナシパダン」(インドネシア・パダン地方の料理を出す食堂)では、スパイスの効いたカレーのようなソースをご飯にかけて食べます。それだけでもご飯が進みます。牛肉のスパイス煮込み「ルンダン」や、バリ料理の「アヤム・ベトゥトゥ(スパイスで蒸し焼きにした鶏)」も、米との相性が抜群だと思います。
==========
アマキナさんはXで随時漫画を更新しています。インドネシアでの生活を垣間見れてワクワクしますよ。ぜひチェックしてみてくださいね!
【アマットル・キナ】
1985年岡山県生まれ。金沢美術工芸大学大学院博士後期課程を休学し、2012年からバリ島へ留学。そのまま現地で暮らし始め、翌年大学を退学。2013年よりバリ島での日常を描いた漫画をブログで公開し、2015年に『バリ島に女ひとりで住んでみた。』を出版。
X:
@ama_kina
まなたろう
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きでコーヒーソムリエ資格取得。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。