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堺雅人、反町隆史、GACKT…夏ドラマを「50代イケオジ」が席巻。いま視聴者が“若手よりベテラン”を求める「深い理由」

ベテラン俳優だからこそ「社会の重さ」を背負える

 また、地上波ドラマのリアルタイム視聴者は中高年が中心。この層は、成熟した主人公像を求めており、人生経験を実生活でも深め、役に説得力を持たせることが出来るイケオジ俳優がそこにピタリと当てはまります。
画像:『ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜』(フジテレビ公式サイトより)

画像:『ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜』(フジテレビ公式サイトより)

 そして、近年では国際情勢の緊張、コンプライアンス社会、SNS炎上、教育現場の複雑化など、現実の世界でも若手だけでは解決しづらい問題が増えている。この重苦しい空気を打破するため、大人のヒーロー像が求められるようになりました。  安心感、信頼感に加え、「畏怖の念」すら感じさせられるベテラン俳優こそ、今の社会の重さを背負えるという期待があるのでしょう。

俳優の深い人生とも重なる主人公像

 例えば、『GTO』で反町さんが演じる鬼塚英吉は理不尽な社会への違和感を代弁する存在です。  28年振り復活の今作では、反町さんと同じく50代になった鬼塚が令和の教育現場に切り込むことで、破天荒さはやや落ち着いたものの、人生経験を積んだ教師だからこそ響く生徒、学校、社会への提言がなされています。28年前のヒロイン・松嶋菜々子さんと、今作で夫婦共演が実現していることも、俳優人生の重さを感じさせます。 『大追跡』は、大森さん、相葉雅紀さん、松下奈緒さんのトリプル主演ですが、実質的なリーダー役は大森さん演じる伊垣修二が務めています。警視庁の「SSBC強行犯係」を描いた今作では毎回、犯人の事情、組織の圧力など、重いテーマを扱っていますが、伊垣は現代の捜査を統率する頭脳として、事件解決に中心的な役割を果たし、重厚感を与えています。
画像:『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ Season2』(テレビ朝日公式サイトより)

画像:『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~ Season2』(テレビ朝日公式サイトより)

『ブラックトリック』でのGACKTさんは、敏腕弁護士と一級建築士の二刀流で、「嘘」を武器に真実を暴く浦真鷲直人を演じています。常識外れの天才として冷徹さ、妖艶さ、知性を兼ね備えたGACKTさんが主演となることで、恋愛や青春といった月9の王道に対して「異質で大人な主人公像」が成立。  また今作は月9ドラマとして初めてNetflixで世界配信されますが、GACKTさんの存在感は言葉の壁を難なく超えられそうです。体調不良による無期限休止から復活を遂げたという彼の人生そのものも、主人公の立ち振る舞いに重みを生み出しています。
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若い世代との共演で生み出すニーズ
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