Entertainment

平野紫耀と中島健人、「2人のプリンス」が選んだ真逆の道。ヒップホップで挑む平野と語学で究める中島、“脱王子と進化系王子”の世界戦略

異なる平野と中島の「海外進出」スタンス

 アーティスト中島健人としては、『【推しの子】第2期』や『ガンバレ!中村くん!!』(どちらもTOKYO MX系)など、海外でも人気の高いテレビアニメの主題歌を継続的に世に放っています。  これは、米国などに浸透したジャンルに身を投じるNumber_iとは違い、世界にすでにファンがいる日本のコンテンツを入口に、中島さん自身の歌や名前を海外へ届けていく戦略のようです。
CD『ファタール』(ソニー・ミュージックレーベルズ)

CD『ファタール』(ソニー・ミュージックレーベルズ)

 さらに渡辺直美さん、Mori Calliopeさんなど、すでに海外で知名度が高かったり、活動拠点が海外にあるアーティストとも積極的にコラボ。そうした楽曲を引っさげ、アジアを中心としたワールドツアーを8月末から敢行と、王子様の顧客層を緻密に世界へ拡張している段階と言えるでしょう。  平野さんがパフォーマンスでの「突破」なら、中島さんはスマートなカルチャーの「融合」。志す音楽と戦略の違いもまた、平野さんと中島さんの海外挑戦へのスタンスが異なる要因でしょう。

「プリンス2人」の生存戦略に期待

 年齢的な焦りを乗り越え、29歳の今、Number_iで王子様を脱ぎ捨て本格海外進出目前の平野さんと、32歳となっても日本の王子様らしさを極め、そのまま海外も目指している中島さん。
 かつての2人のプリンスは、「脱・王子様」「進化系王子様」と全く別のルートを歩みながら、日本のエンタメ界にとって価値ある新しい生存戦略を見せてくれているのではないでしょうか。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ