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実質地上波ゼロから14年ぶりGP帯ドラマ復帰の「のん」。映画・声優での実績とセルフプロデュースで切り拓いた完全復活の道

『Tokyo middle 30』の“変人ぶり”に唸る

 今年に入り『こちら予備自衛英雄補?!』(中京テレビ・日本テレビ系)で深夜帯ながら民放連ドラに本格復帰。そして、夏ドラマ『Tokyo middle 30』で、14年ぶりにゴールデン・プライム帯連ドラ出演を掴み取ります。  33歳となった彼女は、このままの人生でいいのかと揺れる35歳の独身アパレル店長・山地遥を演じています。ミドサーのリアルな葛藤を描く作品で、紆余曲折を経た彼女の成熟した演技と瑞々しい美貌は「のんちゃん可愛すぎる」「表情の演技…凄い」「めちゃくちゃオシャレ」と絶賛の嵐。
 意中の人にときめくたびに「トゥンク」と心の声が漏れてしまう遥の絶妙な変人ぶりにも、「日本芸能界屈指のコメディエンヌ」と技量の高さにあらためて唸る声があがっています。  今作出演にあたり、自身も結婚や子育てをしている同級生との違いにハッとさせられることがあると率直にコメントしているのんさん。それでも力強く、「でも進歩した!今、ここにいます」と宣言出来ている。彼女は遥と同じように、自分は何者なのかを何度も作り直してきました。  俳優、歌手、モデル、芸術家、YouTuber…名前を奪われても、どんな苦難に直面しても、自らの「好き」を貫き、不死鳥のごとく舞いあがってきたのです。

「のん」というブランドを育てた意地

 テレビから消えたスターが、自ら切り拓いた場所で実力を証明し、再び地上波の一線級へ返り咲くという、芸能史でも極めて珍しい独立・改名後の完全復活劇。これは、能年玲奈としての成功を取り戻すのではなく、のんという別のブランドを10年近くかけて育てた彼女の意地とプライドの結晶だと思うのです。
画像:のん 公式サイトより

画像:のん 公式サイトより

 現環境では、おそらく能年玲奈名義でも活動出来そうですが、本名でものんでも、彼女が望む形で活動することが、ありあまる才能をさらに飛躍させることに繋がりそうです。  デビュー20周年であり、のん10周年でもある今年、主演映画に主演配信ドラマ、全国ツアーと快進撃が止まらない彼女は、地上波に限らずますます引く手あまたになっていくのではないでしょうか。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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