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夏ドラマで強烈な存在感を放った俳優たち。『告白』のストーカー役・松村北斗と『Tシャツ』で人たらしを演じた松山ケンイチが圧巻だった理由

『一次元の挿し木』山田涼介

 第3位は『一次元の挿し木』(読売テレビ・日本テレビ系)で、精神を病みながら義妹に執念深さを見せる大学院生・七瀬悠を演じたHey! Say! JUMP・山田涼介さんです。
画像:『一次元の挿し木』読売テレビ公式サイトより

画像:『一次元の挿し木』読売テレビ公式サイトより

 原作小説の「息を飲むほどの美青年」という高いハードルも余裕でクリアする山田さん。さらに、義妹を失い心をむしばまれた様も無造作に伸びた髪、こけた頬、虚ろな目で体現。普段のキラキラ王子系アイドルとはかけ離れ、しっかりと悠に入り込んでいたのです。  義妹を探す過程で、幾度となく危険な目に遭う悠。闇落ちしている彼が義妹のために身体を張って見せる執念が、山田さんの内面の奥底から沸き立っているようでした。
 ただ、義理とは言え妹への情念は常軌を逸したものがあり、彼女がクローンだったという着地も含め、倫理の観点から視聴者が抵抗を覚えてもおかしくない設定。それでも山田さんは、役者魂溢れる渾身の演技で、俳優として一皮も二皮も向けた姿を見せつけてくれました。

『マイ・フィクション』玉森裕太

 第4位は『マイ・フィクション』(テレビ朝日系)で、ミステリアスな主人公・伊川正樹を演じたKis-My-Ft2・玉森裕太さんです。
画像:『マイ・フィクション』テレビ朝日公式サイトより

画像:『マイ・フィクション』テレビ朝日公式サイトより

 事故から目を覚ますと他人が自分になり代わり、自分は周囲から忘れられていた。そんな導入を玉森さんが「自分で自分が分からない」恐怖に怯える様でリアルに描いたことで、二重人格か、タイムリープかと様々な考察を呼び寄せました。  伊川の正体は医薬品メーカーの研究員・二宮祐介で、次々と周囲の人々、そして自身の記憶すらも改ざんしていた。玉森さんは伊川、記憶改ざん前後の二宮と1人3役のような形で、全く別の人生を表情や物腰で演じ分けていました。
 長年思い続けた女性のために苦しい選択をしてしまうところは、『告白』の松村さんにも通じるところがあります。ただ、二宮からは書き換えられる記憶に対し、実際に過ごした幸せな時間を本物だと信じたい複雑な心情も手に取るように伝わってきた。哀れな男の暴走と日常が一変する恐ろしさを視聴者にまざまざと提示してくれました。
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52歳俳優の「続編」に賛否あったが…
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