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ママ友の「教えてあげる」は要注意!? ボスママがモンペアに豹変するとき

ママ友の「教えてあげる」は要注意!? ボスママがモンペアに豹変するとき 子どもを通じて知り合い、子育てにまつわる情報や悩みを共有できる存在―――ママ友。しかし一歩間違えると、その関係は日常さえも脅かす恐怖の存在に変わります。  長きに渡るママ友トラブルを告白してくれたのは、中学1年の娘をもつAさん43歳。娘Yちゃんの小学校入学を控えていた7年前に、現在のご自宅へ越してきたそうです。

頼れるママ友だったはずが……

「近所にYと同級生の女の子がいて、そのママとはすぐに仲良くなりました」『同級生の娘』という共通項から親しい付き合いが始まったBさんは、越してきたばかりのAさんにいろいろと教えてくれたそう。 「知らない土地ですぐにママ友ができて、しかも顔の広いひとでお友だちもたくさん紹介してくれたから、すごく嬉しかったんです」  しかし、良好な関係が続いたまま半年ほど経ったある日、「Bさんの娘にいじめられた」とYちゃんが泣きながら帰宅。驚いたAさんはBさんの娘に話を聞きにいきましたが、遊びの中の些細なトラブルと分かり一安心。その後Bさんの娘がYちゃんに謝り、いつも通り仲良く遊んでいたそうです。 「子供同士のちょっとしたケンカ。私も取り乱しすぎたなって、反省しました」  ところがその夜、Bさんから電話がかかってきたのです。 「電話に出るなり、すごい勢いで罵倒されました。『うちの娘をいじめっ子扱いした』って。その勢いのまま、Yの乱暴な性格に迷惑しているとか、私の躾が悪いからYが嘘をついたとか、散々私達の悪口を言われました。とにかくすごい剣幕だったので、カチンとくる内容もありましたが我慢して謝り続けました」  なんと、その電話は延々2時間半に及んだそう。その間Aさんが発したのは謝罪の言葉のみ。一方的に責められる不確かなYちゃんの悪行と自分への非難を、ただ黙って聞くしかなかったといいます。

見下され干渉される6年間

 ところが次の日、Bさんは何事もなかったかのように笑顔で話しかけてきたそうです。「あなた常識がないから、私がいろいろ教えてあげるわ」と。  それから卒業までの6年間は地獄のような日々だったそうです。  Yちゃんが忘れ物をすれば「あなたがだらしないから」となじられ、習い事を始めれば「Yには向いてない。子どものこと分かってないわね」とチクリ。 「Yに直接『あなた障害があるんじゃないの?』って言われたこともあります。嬉しいことがあってはしゃいでただけなのに」  Bさんの干渉はYちゃんに留まらず、更にエスカレート。 「行動もチェックされていたみたいで『布団を干す頻度が少ない』とか『ゴミを出す時間が遅い』とか、わざわざ家に言いに来ることもありました。『寝かせる時間が遅いから落ち着きのない子になるのよ』とも……」  しかしトラブルを避け、ひたすら耐え続けたというAさん。 「6年は長かった。ほかに仲のいいママ友ができてもすぐに割って入ってくるから、こっそり付き合うことしかできませんでした」  こんな関係が中学でも続くのは耐えられないと秘かにYちゃんを受験させ、みごと有名私立中学校に合格。この4月に、ようやくBさんから開放されたのだといいます。 「プライドの高いひとだから、Yの受かった学校名を聞いた瞬間から目も合わせなくなりましたよ(笑)」  6年間の屈辱を「Bさんがいちばん悔しがる形で復讐を果たした」というAさん。中学ではいいママ友に恵まれることを、願わずにはいられませんでした。 <TEXT/千葉こころ PHOTO/Lightwavemedia Ltd> ― ママ友トラブル【1】 ―
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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