あの森永「ハイクラウン」が、世界のチョコの祭典に参戦!50周年を機にリニューアルしたお味とは?
チョコレート好きにとって年に1度の大イベント、「サロン・デュ・ショコラ」が2015年1月21日から全国7都市で開催されます。パリで1995年に始まり、日本でも13回目となるこの祭典には、世界の有名パティシエやショコラティエが結集します。今年も16ケ国・約100ブランドが参加予定とか。
一般のお客さんも、自分のために、またバレンタイン用にチョコを買おうと数万人が訪れ、人気ブランドは完売してしまうほどです。
その「サロン・デュ・ショコラ」に、今年、なんとあの「森永ハイクラウン」が参戦するそうなんです!
ハイクラウンといえば、東京オリンピックのあった1964年に誕生して、一世を風靡したチョコ。あのタバコみたいなケース、覚えている人も多いでしょう?
実は、日本のチョコレートの歴史は、1918年に森永製菓の創業者・森永太一郎氏が「森永ミルクチョコレート」を作ったのが始まりで、その技術を継いでいるのがハイクラウンなんですって。
今回、「サロン・デュ・ショコラ」に打って出る老舗の心意気とは? どんなチョコが出品されるの? そこで、スイーツ男子として有名なブロガー「あまいけいき」さんと一緒に、森永製菓本社に取材&試食に行ってまいりました。
まず私たちを出迎えてくれたのは、新しい「ハイクラウン」8種。50周年に当たる2014年に登場したもので、発売当時の3種+今回新たに加わった5種のフルラインナップセットです。
あまいさんは、一目見て「嬉しいですね! 懐かしいですね!」と満面の笑み。
新しいハイクラウンについて、森永製菓・菓子食品マーケティング部の土屋瞳さんはこう話します。
「当時のままを再現しようという意見もあったのですが、これからもどんどん進化していくという思いを込めて、50年間で進化した味わいをお届けしようと考えました。
復刻版の3種(クラシックミルク、クラシックナッツ、クラシッククランチ)は、50年前のレシピをもとに現代の方の口にあうよう少しだけアレンジしたものです。また新しい5種(とろけるミルク、ビター、キャラメリゼ、薫る宇治抹茶、ピスタチオガナッシュ)も、ハイクラウンの特徴である”濃厚でキャラメリックなコク”を生かしました。チョコの型は当時のままのものを復刻しています」
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=180404
新フレーバーの中でオススメを聞くと、「まずは『とろけるミルク』を食べてみてほしい」とのこと。
「この『とろけるミルク』は、『クラシックミルク』の進化版で、森永100年の技術を注ぎ込んだものです。チョコレートの口溶けの秘密は『ココアバター』。温度や油脂分などの膨大なデータの中から、ミルク感・キャラメリックなコク・繊細な甘さのバランスを分析し、この口溶けを実現しました。ぜひ食べ比べてください」(土屋さん)
あまいさんは「もう食べたくてしょうがない!」と、まず「クラシックミルク」を口に入れ、「チョコのカカオ感と、ミルクキャラメルの味が絶妙に溶け合っていますよね。一口食べて、わ~っと子供の頃に戻りました」。
また「とろけるミルク」は、「うう~ん、口に入れたとたんに溶けていく……驚くほどの口どけですね」。
この8種のハイクラウンは、2014年10~12月に期間限定ショップ「ハイクラウン 2TSUBO SHOP」(東京駅構内グランスタ)で販売され、売り切れ続出だったそうです。
今回の「サロン・デュ・ショコラ」では「ハイクラウン」に加えて、佐賀県産のレンコンやいちじくをふんだんにトッピングした「マンディアン」、チョコバーにアーモンドやりんごをトッピングした8種の「ロリポップ」が出品されます。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=180082
また、「マンディアン」はハイクラウンのマークを絵付けした有田焼のカッコいい小皿に入っています。なるほど、創業者が佐賀県出身なので、佐賀愛が溢れているんですね!
さらに、「クラシックミルク」「とろけるミルク」「佐賀レンコンのチョコがけ」を発泡酒とセットにしてイートインで出すなど、“日本ならではのチョコレートの食べ方”を提案するそうです。
それにしても、工芸品のようなチョコが集まる「サロン・デュ・ショコラ」に、ハイクラウンが参加する心意気はどのへんにあるのでしょうか?
「今回の『サロン・デュ・ショコラ』では”Bean to Bar”、つまり”豆から作る”という基本を大切にしたソリッドタイプ(板チョコ)のアイテムたちが出品されます。そして森永は、日本で最初に、豆から一貫してチョコを作った会社なんです。
時代の最先端をいくチョコレートを提供するために、100年間、技術を培って研鑽を積んできました。日本で創業し、日本人に合う西洋菓子をとことん追求してきた、森永製菓のチョコレートメーカーとしての底力を知ってもらいたいと思うんです」(土屋さん)
「確かに、どんな斬新なチョコを作っても、人が好む味ってそんなに変わりませんよね。チョコって、ひとくち食べるとみんな笑顔になって、魔法にかかっちゃうような魅力があるんですよ」(あまいさん)
明治時代に、アメリカで菓子修行を積んで帰国した森永太一郎氏が、たった2坪の工場で始めた西洋菓子づくり。今では超先進国の日本ですが、ここにくるまで先人たちの汗と涙があったんだよなぁ……そんなことを思わせる、ハイクラウンの味でした。
<サロン・デュ・ショコラ について>
公式サイト:http://www.salon-du-chocolat.jp/
※東京での開催予定
■日程:2015年1月21日(水)~25日(日)
■営業時間:10:00~20:00
■会場:新宿NSビル 地下1階 イベントホール 大・中・小ホール
ほか、京都・大阪・福岡・名古屋・仙台・札幌でも開催。
各エリアの開催日・場所等はコチラ
http://www.salon-du-chocolat.jp/about#tab-access
<森永「ハイクラウン」特設サイト>
http://www.morinaga.co.jp/hi-crown
<あまいけいきのスイーツブログ>
http://ameblo.jp/sweets-minister/
<TEXT/女子SPA!編集部>