結婚しても元彼との密会を続ける妻の心理
矢口真里や上原さくらの例を挙げるまでもなく、最近では珍しくなくなった「ミセスの浮気」。一体どういう気持ちで暴走してしまうのか? そこで浮気真っ最中の奥さまたちに直接取材。悪びれず過激な体験を語る姿に、取材陣も圧倒されたのだった……。
●歩美さん(仮名)38歳・専業主婦のケース
「人妻とハウスクリーニング業者の情事」。まるでAVの世界だが、それを実践してしまったのが歩美さんだ(子供3人)。
「結婚6年目、子供が保育園に上がった頃かな。ハウスクリーニングが、お試し価格で網戸4枚と台所で1000円ポッキリというので、思わず申し込んだんです」
当日、業者が来てみてビックリ。
「担当者がキムタクそっくりだったんですよ! しかも、しゃべり方まであのぶっきらぼうな感じ!」
掃除をしてもらいながら、世間話をしていたが、そこから急展開。
「当時、ダンナからDVを受けていて、腕にアザまでありました。それに気がついた偽キムタクが、薬局で湿布を買ってきてくれて、ついでにお昼も買ってきてくれた。優しいヤツだなと」
2人でソファに腰掛けて、ご飯をボソボソと食べるうち、さらに話は深い方向へ……。
「話すうちに、ずっとツラかった気持ちが噴出して、号泣しちゃったんです。すると、偽キムタクは抱きしめてくれて、口づけしてくれました。もう高まっちゃって、そのまま押し倒されて、ソファで最後まで……。でもねぇ、偽キムタクが帰るとき、ドアを閉めた瞬間に、『私、何してんだろ』と我に返っちゃったんです。また泣き崩れちゃいましたね」
ロマンチックな話のようだが、問題は偽キムタクの後戯だ。
「SEXは早いクセに、後のしゃべりが長くて長くて。『どうだった?』『俺、今までこんなことしたことなかったよ』なんて語るわ語るわ(笑)。置いてきぼりにされて、冷めた目で見ていましたよ」
そんなところも、実にキムタクっぽいキャラクターである。
そもそも、こんなことになったのは、夫とのこじれた関係ゆえだ。その原因はさもありなん。
「もともと、本命の彼がいたんですけど、遠距離だから結婚できなかったんです。夫とは『一番好きな人と結婚できないなら、二番目でも三番目でも誰でもいいや』と思って踏み切っちゃいました」
しかし、結婚当初から気持ちが冷めており、結婚生活の満足度はゼロ。夫婦のSEXは週1であるものの、苦痛でしかない。
「夫がしたがるので『義務かな』と応じてます。まあ5~10分で終わるから我慢すればなんとか(笑)。ただし、キスはさせませんよ。キスは本命の彼氏だけ。キスをされそうになったら、『え~、いいよぅ~』などとかわしてます」
本命の彼氏? 実は、結婚できなかった遠距離の彼氏とは、現在も続いているのだ。その歳月たるや20年間! 現在も遠距離のため、密会は数か月に一度、そして年に一度は1泊旅行へ出かける。
「二人とも福山雅治が好きなので、ホテルで福山の曲をかけてワインを飲むんです。『この時間が至福ぅ~』ってつくづく思います」
アリバイづくりには、女友達も協力してくれており、「旅行の1週間くらい前になると、友達がダンナに電話を入れてくれる」そう。
そんなに好きなら、彼と再婚したほうが幸せなのではないか?
「彼にも家庭があるし、私にもある。今、離婚して一緒になってもうまくいかないだろうと思います。お互いにわかっているから口には出しません。でも、心の中では、最後だけは一番好きな人と迎えたいとは思っています。死ぬ10日前だけでもいい。今はそれを夢として思い続けています」
なんだか夫が可哀想になってきた…。
― 「普通の奥さん」が浮気に走った理由【2】 ―
ハウスクリーニングの”偽キムタク”と…
最初から夫に愛はなかった
