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ユニクロのボーダーカットソー、ダサいvsオシャレなのはコレ

 ファッションバイヤーのMBです。

ファッションバイヤーMBさん

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 近所のおばちゃんって「ボーダーのカットソー」を着ているイメージありませんか?

 ボーダーカットソーを着て、何年着てるか分からないくらいの 、加工じゃない”ガチ色落ち”のインディゴデニム、そしてその上にエプロンをしてゴミ出しに行く……。そんなスタイルがおばちゃんスタイルの定番です。

 近所のおばちゃんがなぜ「ボーダーカットソー」を好むか定かではありませんが、そのせいで鏡でボーダーカットソーを合わせると「近所のおばちゃん」が脳裏によぎって、どうにもおしゃれに見えないものです。

 今日はそんなボーダーカットソーについて。「近所のおばちゃん」に見えない、オシャレなボーダーカットソーの選び方をお教えします。

ドレスライクを意識するとオシャレに見える!



 世の中には大きく分けて「ドレスライク」なカッチリアイテムと「カジュアルライク」なリラックスアイテムの二種類があります。

 シャツやスラックスの様にフォーマルを感じさせる「ドレス」なもの、パーカーやTシャツの様に普段着のリラックスを感じさせる「カジュアル」なもの。普段着の様な印象が強い「ボーダーカットソー」は、ここで言えば「カジュアル」に区分されます。

 そんなの知ってるよ! と思うかもしれませんが、実は「ドレス」や「カジュアル」はデザインだけの話ではありません。

 例えば色。モノトーンはドレスライクに、切り替えがあるカラフルな色使いはカジュアルに見えます。

 例えば柄。無地モノはドレスライクに、柄モノはカジュアルライクに見えます。

 例えば素材。スーツの様に艶のあるものはドレスライクに、Tシャツの様にガサガサとしたものはカジュアルライクに見えます。

 もうすこし細かいことを言うとボーダーの幅なども。幅が広いものはボーダー柄が目立つためカジュアルライクに、幅が狭く目立たないものはドレスライクに見えます。

 この様にデザイン以外でも色や柄や素材などで印象を変化させることが出来るのです。

 この定理を意識すると……同じカジュアルアイテムである「ボーダーカットソー」も、色や素材使いなどで「ドレスライク」にカッチリと見せると、普段着的なリラックス感が薄くなり「おばちゃん感」が薄らぐものです。

 そんなアイテムが……実はユニクロにあるんです。

モダールリネンボーダーT

ユニクロ オンラインストアより

「モダールリネンボーダーT(半袖)A+」
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/136273#thumbnailSelect

 790円で買えてしまうこのボーダーカットソー。かなりお手頃ですがこれなら「近所のおばちゃん感」ゼロで楽しめます。

 上述の通り「ボーダーカットソー」はカジュアルなアイテムですが、こちらは、色や柄などでドレスライクにバランスをとっています。例えばボーダー幅は非常に狭いもの。素材も「モダール」というストールなどでも使われる艶が非常に強いもの。ドレスライクな印象になるようにとても品よく作っているのが分かります。

 逆にNGなアイテムも紹介しましょう。

スーピマコットンボーダークルーネックT

ユニクロ オンラインストアより

スーピマコットンボーダークルーネックT(半袖)」
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/161132

 例えばこちら。ただでさえカジュアルなボーダーカットソーに、首元に切り替えをしてしまっています。

「たかが首の切り替えだけじゃん」と思うかもしれませんが、首は視線が集まるコーディネートの重要ポイント。手首・足首・首の3箇所は視線集中のポイントであり、印象を左右する部分です。(アパレルではこれを「3首」などと呼んでいます)

 首元に切り替えがある、となると他部分よりもずっと効果は強く、カジュアルな印象を増幅させてしまいます。着こなし次第ではあるのですが、「着まわしやすさ」を求めるなら避けたほうが無難です。

スラブクロップドボーダーT

ユニクロ オンラインストアより

スラブクロップドボーダーT(5分袖)A+E」
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/143073

 こちらはグラデーションをつけてデザインを強めてしまったもの。上述の 通り、モノトーンはドレスライクに、色使いはカジュアルになります。それを踏まえるとボーダーにグラデーションカラーはかなりカジュアル。近所のおばちゃん感を払拭するのに、着こなしで苦労しそうです。

手持ちのボーダーカットソーも着こなしでドレスライクに



 また着こなしについてですが、上述の通り、「ボーダーカットソー」はカジュアルな印象なので、ボトムスにはすこしドレスライクに見えるアイテムを持ってくるのが良いでしょう。

 例えば今流行りのガウチョパンツなど。ガウチョもデニム素材などではなく、艶のあるスラックスの様な印象の綺麗なものを選ぶと、ボーダーのカジュアル感を払拭でき、近所のおばちゃん感は出ません。

 デニムパンツなどを選ぶにしても、ルーズシルエットではなく、すこしでもドレスライクな印象を持たせるためにタイトシルエットのものや、色落ちのしていないものを選ぶのが肝要です。

 この「ドレスライク」「カジュアルライク」の考え方はコーディネートで悩んだ時のちょっとした答えとなってくれるもの。意識すると毎日の着こなしが少しだけ楽になるでしょう。手持ちのボーダーカットソーもこれで十分使えるようになるかもしれません。是非ご参考に!

<TEXT/MB>

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【MB】
メンズファッションのバイヤー(レディスのキャリアもあり)。年間数十のブランドの展示会に足を運び、買いつけを行う。年間取引量は億を超える。子供の頃から“狂うほど”洋服が好きで、ファッション業界に知悉している。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法(http://www.neqwsnet-japan.info/)」は、女性が読んでも参考になる。また、メルマガ「最も早くオシャレになる方法(http://www.mag2.com/m/0001622754.html)」では、「安くてオシャレになるアイテム」を紹介し即完が続出。「まぐまぐ大賞2014年【有料部門】ライフ」にて大賞受賞。ニコニコ動画ではブロマガと生放送「MBチャンネル」もスタート。日刊SPA!では「メンズファッション」に関するコラムを連載中。ファッション誌では読めない歯に衣着せぬ言説が注目されている。現在、自身のブランド「MB」の立ち上げに奔走中。秋には書籍を扶桑社より上梓する予定

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