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ゲイカップルに優しいティファニーの対応が普通になる日

【LGBTのために闘う、七崎良輔さんインタビュー第4回】

 どうもこんにちは、ゲイライターの渋谷アシルです。

 注目を集める、「同性婚」の行方。LGBTにとっての「同性婚」の意味とは? 法的に認められることで、なにが変わるのか。先月の「LGBTの人権救済申立」をはじめ、LGBTに対する理解を広めるためさまざまな活動を行う七崎良輔さんにお話を伺いました。

七崎さん(左)と彼のパートナー

七崎さん(左)と彼のパートナー

まず、ぼくらが心を開かなければならない



――そもそも、「同性婚」が認められることで、社会全体も変わるんでしょうか?

七崎さん:それは難しいかもしれないですね。いまは「同性婚」を認めるかどうかばかりが話題になっていますけど、それと同時に、社会全体の意識も変わらなければ意味がない。だから、自分は世に出ていかなければならないと思っているんですよ。

――ゲイって意外と普通なんだよってことを知ってもらうためにですよね。

七崎さん:そうそう。ぼくはいまパートナーと一緒に住んでいて、ゲイカップルとしてご近所付き合いもしているんです。おすそ分けをしたり、子どもを預かってあげたり。幸いにも、ぼくらの周りには偏見や差別意識を持った人が少ないので、普通に接してくれています。でも、それも、こちら側から歩み寄ったからじゃないかなって思っています。理解をしてもらうためには、まずぼくらが心を開かなければならないんですよ

プロポーズに周囲の祝福……普通の幸せは手に入れられる



――素敵ですね。本当に普通のカップルみたいな生活をしている。

七崎さん:結局は、自分たちがどうやって幸せになるかを考えているだけですけどね。本当にシンプルなこと。ぼくは幸せになるために結婚をしたいし、そのためだったらどんな努力だってするつもりなんです!

――そういえば、パートナーさんから正式にプロポーズされたとか。

七崎さん:そうなんです! 先日開催された「東京レインボープライド」というパレードの最後に、みんなに見守られながら「いろいろ迷惑をかけるかもしれないけど、一生支えるから」って言われプロポーズされました。そのことで周りの人達からも祝福されたりもして。二人でよく行く近所の居酒屋さんからは、お祝いのシャンパンをいただきました。ちなみに、婚約指輪もきちんと用意したんですよ。

――婚約指輪まで!? 購入時に店員さんからなにか言われませんでしたか?

七崎さん:二人でティファニーに行って、「ぼくたち婚約するので指輪を探してるんです」って言ったら、「かしこまりました」って。緊張していたのになんにもツッコまれなかったので、逆に拍子抜けしちゃいました(笑)。そもそも、ティファニーって、ゲイカップルを広告に使っていたりして、LGBTに理解があるんですよね。そんな些細なことがうれしかったし、そういう意識がもっと広まれば素敵なのにな、って思いました。

【七崎良輔氏】
2011年9月、LGBTの結婚式をプロデュースする「Juerias」を設立。オープンリーなゲイとして、メディアにも積極的に登場する。また、自身のパートナーとともに「LGBTコミュニティ江戸川」を立ち上げ、LGBTを広く知ってもらうために活動中。

<TEXT/渋谷アシル>

【渋谷アシル プロフィール】
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。

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