「だよね~わかる~」連発はNG!“何でも共感女”が男にウザがられる理由
こんにちは、500人斬りの経験をもとに恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。今回はモテ女子の会話テクをご紹介したいと思います。
前回のコラムでは“肉料理大好きの肉食女子”になることで、自分よりカースト上位の男性のカノジョにもなれると語りましたが、今回紹介するテクニックはその確率をさらに押し上げる方法とも言えます。
さて、みなさん、女子会でこんな会話を繰り広げていませんか?
Aちゃん「○○って△△じゃない?」
Bちゃん「そうだよね~! 私も○○は△△だと思ってた」
Cちゃん「わかるわかるー♪」
共感。同調。
女性が数人集まった場では、こういった共感と同調に溢れるトークが展開されることが多いですよね。女性同士は共感によって仲間意識を高めるので、この会話術は正解なのかもしれません。
けれど、こと恋愛での会話においては……さらに言うなら、こと恋愛カースト上位の男性との会話においては、これは不正解と言わざるを得ません。
意中の男性に共感することで、好感度が上がることはあっても、下がることはないと考えていませんか?
いやいや! 好感度、下がりますよ!!
男性と女性の思考回路の仕組みが異なることはさまざまな場で言われていることですが、女性が共感によって仲を深めていくのとは違い、男性の場合は議論を交わすことで仲を深めていくことが少なくないんです。
そういう脳ミソの男性からすると、100話したうちの100、全部に共感や同意してくる女性はこう見えてしまうんです。
「このコ、俺に媚び売ってるだけじゃないの?」
「このコ、全然本心を語ってくれてないな」
男は“腹を割って話す”ことが好きな生き物です。そんな性質を持った相手に、100話したうちの100、全部に共感することが得策であるわけがない。
しかも、モテ系男子ほど全部に共感してくる女性にウンザリしている人が多いんですよ。なぜなら彼らのまわりには“100共感女子”で溢れているから。
この人に好かれたい、嫌われたくないと考えていると、おのずと“100共感女子”になってしまうものなので、モテ系男子のまわりには“100共感女子”ばかり。だから「このコもか」とウンザリされ、好感度が下がることだってありえるわけです。
では、“100共感女子”の真逆の“100反論女子”を目指せばいい?
いえいえ、違います。いくら本心からの議論を望む男だって、自分の意見の全部に反論してくるようなコに好感は抱きません。
目指すべきは……“80共感・20反論女子”!
意中の男性の話すことの大半に共感しつつ、ときに反論をぶちかますというスタンスですね。
男からすると“100共感女子”は、ともすれば全部本心じゃないとも思えてしまうから、彼女の言葉の全てを信用できなくなることだってある。けれど“80共感・20反論女子”は、ときに反論してくるからこそ、共感してくれている80の部分は真実味が増す。
そうすると、基本的には80も共感してくれているわけですから「このコとは考え方が合うな」と思わせることができるわけです!
例えば、前回のコラムで紹介した“肉料理大好きの肉食女子”となり、肉好きのカースト上位の男子とお近づきになれたとしましょう。
その場合、基本的には「私もあのお店、美味しいと思った!」なんて具合に共感していてOKですが、ときには「あの店のステーキ、めっちゃ上質な肉使ってるからオススメだよ!」なんて言ってくる彼に対して、
「でも私、超レアが好きなんだけど、あの店ってアツアツの鉄板に乗せてくるから、どんどん焼きが進んじゃって嫌なんだよね」とか、
「あそこの焼肉屋のA5ランクの神戸牛は絶品でしょ!」なんて言ってくる彼に対して、
「そう? 私、焼肉屋さんは並タンが美味しいお店は信用するようにしてるけど、あそこはいまいちだったよ」
とか言えるようになれば、彼からも一目置いてもらえるようになるわけです!
これは女性同士でも同じだと思うんですよ。だって親友レベルの相手には、思ったことをズバズバ言うでしょうし、間違った考え方をしていれば叱ってあげるでしょうし、毒舌交じりのツッコミを入れたりもするでしょ?
本当に仲がいい相手には常に100%肯定なんてしないはず。それは同性間、異性間という問題じゃなく、つまりは人間関係全般に言えることなんですよね。
<TEXT、ILLUSTRATION(下)/堺屋大地>
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【堺屋大地プロフィール】
経験人数500人超えというドチャラい経験を活かし、真摯に恋愛を分析するコラムニスト。『Business Journal』『AOL News.』『INLIFE』などのメディアでも活躍。Twitter(https://twitter.com/SakaiyaDaichi)
女性同士の「わかる~」は、恋愛では……
共感・同調しすぎで好感度が下がることも!
ベストバランスは「80共感・20反論」
“話してて面白い女性”とは?
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。