細川ふみえ“整形告白”に、高須院長「あんなの整形じゃない!」
1月7日、細川ふみえ(44歳)がフジテレビ系『ノンストップ!』で“整形”を告白した、と話題になっています。
さまざまなタレントの“整形疑惑”がネット上では議論されていますが、本人が表明することはめったにありません。そこで、美容整形のパイオニア、高須クリニックの高須克弥院長(http://www.takasu.co.jp/)に”整形告白”について聞きました。
教えて、かっちゃん!!

――細川ふみえが、去年12月に美容整形外科で「ウルトラリフト」という施術を受けたことを明かしました。それで“整形告白”と話題になっているんですが…。
「超音波でフェイスラインを引き上げただけでしょ?メスも麻酔も使わないし、あんなの“整形”じゃないよ! フェイスアップぐらい、今は普通の人でもどんどんやってるもん」
―――メスを使えば整形なんですか? ネット上では、こんな整形疑惑が議論されてるんですが…(と、数人の写真の変化を見せたところ)
「うん、この目は切開してるね。でも、メスを使っても、ちょっと目もとや鼻を調整したぐらいで、『整形』と呼ぶのは正直かわいそうだよ! ドーピングなんかより、よっぽど体への影響は少ないんだしね」
―――天然美女か、整形美女かはパッと見ただけでわかるものですか?
「そりゃ、わかるよ! 僕ら医者じゃなくても、わかるでしょう。ハーフでもないのに、日本人離れしてる顔立ちだとか、この世に存在するとは思えないぐらい、大きなおっぱいだとか」
―――子どもの頃と全然顔が違う人もいますよね。
「成長期であれば、けっこう顔は変わりますよ。でも、成長期を過ぎてるのに、鼻が高くなっていたら、整形に決まってるじゃないの」
―――鼻ですか!
「鼻はわりと早くに形が決まっちゃう。だいたい17歳ぐらい、遅くとも20歳には完成しちゃう。
女優やタレントなんかだと、メイクが上手になってきれいになるケースもたくさんあるけど、鼻はメイクでは高くならないし形も変えられない。“鼻筋”は作れるけどね。横向いたら、ぜ~んぶバレちゃう。メイクで化けるのなんて、たかが知れてるんだもん」
―――目はどうですか? これまで一重だった子が、自然に二重になることもある?
「ありますよ。目は歳とともに変わっていきますよ。もちろん、とくに痩せたわけでもないのに、くっきり二重になっていたら、何かしらやったんだろうなって思うけど」
―――「顔立ちが左右対称かどうか」は、整形しているかどうかの判断基準になりますか。
「整形疑惑をかけられる人は、けっこう左右対称に近い顔立ちの人が多いよね。『天然にしては、整いすぎている』と言われちゃう。実際、ほとんどの人は右が大きくて、左が痩せてるんだよ。これを“高須の法則”っていうんだけどね(笑)。
二重まぶたの手術のときも、左側のほうがむくみが引きやすい。心臓からの距離が若干近いからなのかな」
―――整形手術をするときは、やっぱり左右対称を目指すものなんですか?
「あんまり関係ないよ。僕の場合は『神様が作ったより左右差はひどくなりません』って最初に説明するようにしてます。ほら、鏡に半分だけ映った顔を合成すると、なんだかヘンテコな顔になるじゃない? 完全な左右対称となると、要はああいう顔を目指すってことだから。美容整形するのに、わざわざ面白い顔を目指さなくてもいいよねって思う」
後編「人は“北川景子”顔になれるのか?【なりたい顔No.1】」では、人はなりたい顔になれるのか?ずばり、なりたい顔ランキング3連覇中の北川景子になれるのか!? かっちゃんに聞きました。
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長(http://www.takasu.co.jp/)で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。『その健康法では「早死に」する!』『最新版 シミ・しわ・たるみを自分で治す本』など著書多数。
高須院長Twitterアカウント @yes_jinsei
<TEXT/島影真奈美>

あの程度で“整形”と言っちゃかわいそう
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70歳にして、つるつる肌の理由は…
高須克弥
【プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など