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ロス続出!ディーン・フジオカ「五代さま」に見る、いい男の法則とは?

 平均視聴率20%と絶好調の朝ドラ「あさが来た」。先日、このドラマで次世代イケメンの地位を確立した五代友厚が亡くなり、世の女性たちの間で「五代ロス」が続出。なぜ、ここまで人気になったのか? 演じたディーン・フジオカが爽やかイケメンだからなのはもちろんですが、実は、五代さまというキャラクターにも女性を魅了する要素が満載だったのです。ドラマ解説者のわたくしスナイパー小林が、ストーリーの中から3つを抽出してみました。
ディーン・フジオカ

NHK連続テレビ小説「あさが来た」公式サイトより http://www.nhk.or.jp/asagakita/cast/follower06.html#godai

寸止めの美学と健気な一途さ

 片思いを隠してあさの仕事をサポートしながら、ピンチ時にはアンパンマンのように現れて彼女を救う五代さま。偶然、街中で出会った少女が美しく女性として成長していく様子をそっと見守る姿にはグッとくるものがあったはず。  第77話では、盟友・大久保利通が暗殺されたと知り、五代の元へ駆けつけたあさを想いをこらえきれず泣きながら抱きしめるというファン悶絶のシーンがありました。それも、彼の健気さがあったからこそより切なさが際立ったのではないかと推測。彼の涙が美しすぎて、女の涙よりも人を惹きつける効果があったんだよな…(しみじみ)。

薩摩男の情熱とビジネスマンの冷静さ

 薩摩男の情熱と、明治の日本経済を切り拓いていく実業家として冷静さも持ち合わせる五代さま。もうこの時点でモテ武器のギャップをチラつかせているのだけど、さらにストーリーではあさをはじめ、心を許す相手には無邪気な笑顔や感情を見せるという高度なモテ技も。  特に第49話ではそれが炸裂。商工会で「加野屋の四男坊はん」とセクハラ発言にさらされるあさに「私がハズバンド(旦那)やったらあなたにこんな肩身の狭い思いをさせない!」と恋する本音を爆発させたシーンが印象的。ただ、ハズバンドの意味と五代の気持ちにも気づかないあさ。なんと罪深い女性ですな…。

男同士の友情で見せる少年のような一面

 あさとの絡みの他にも、新次郎と男の友情が垣間見えるシーンは朝から視聴者の心を鷲掴みに。第85話では酒を酌み交わしながら「新ちゃん」「友ちゃん」とあだ名で呼び合う美しきふたり。  同じ女性を愛しながらも、互いを一人の男として認め合う様子には特別な絆を見せてくれました。新次郎が五代の心中を察して病気のことをあさには隠し、最期には自分の女房を五代のもとへ行くよう背中を押す姿に絆を超えた、お互いに対する敬意さえも感じさせたものです…(泣)。  まるで少女漫画に出てきそうな男性像ですが、今まさに少女漫画原作の『ダメな私に恋してください』(TBS系で放送中)でドSメガネ男子を演じているディーンさま。ネットでは早くも萌え悶える女性が続出しているようですから、まだ観てない方は、「五代ロス」の特効薬にこちらをどうぞ。
ディーン・フジオカ2

以前の取材でドSな表情を見せてくれたディーンさま http://joshi-spa.jp/402426

<TEXT/スナイパー小林> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【スナイパー小林 プロフィール】 1985年TBS系ドラマ「毎度おさわがせします」を皮切りに小学生からテレビおたくになり、You Tube全盛の時代になってもテレビをひたすら愛し続け、文章にする芸能ライター。ドラマもいいけどアナウンサーのディスりも、コーヒーも大好きな40歳。
スナイパー小林
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
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