Job&Money

「多忙でも手料理とワイン、テレビは欠かせない」女性ゲームプロデューサー

伊藤麻矢,ゲームプロデューサー,バンダイナムコゲームス

伊藤さん。女性のゲームプロデューサーは業界でもまだ珍しいですが、バンダイナムコゲームスは、数人女性プロデューサーがいるそうです

 仕事で多忙だと、ついつい私生活にガタがきてしまうもの。平日は部屋が荒れたり、肌も荒れたり、おまけに外食やコンビニで済ませてしまったりと……心当たりはありませんか。しかし、デキる女性こそ私生活も手を抜かず楽しんでいるようで……。バンダイナムコゲームスのゲームプロデューサーの伊藤麻矢さんは、人気テレビ番組から生まれたタイトル『逃走中  史上最強のハンターたちからにげきれ!』(3DS)や、先日発売された『戦闘中  伝説の忍とサバイバルバトル!』(3DS)などを手掛けた名プロデューサー。多忙な彼女ですが、どんな生活を送っているのでしょうか? お仕事中、お話を聞いてきました。

――この業界には転職で入ったそうですが、その経緯を教えてください。

「前職はお菓子メーカーで、5~6年ほど働きました。でも私のなかで、『この業種では、ひととおりやりたいことはやったなぁ』と思うようになって、他にもっとおもしろいことがやりたいと入社しました。当時はナムコとバンダイがまだ統合前だったんですが、総合エンターテインメント業界と謳っていたんです。ゲームだけじゃなく遊びをクリエイトするという方針が、楽しそうだなって」

――もともとゲームがお好きなんですか?

「ほとんどやりませんでした。脳トレとかその程度です。入社後は、WEBの新規事業に関わった後、ゲームソフトの編成に携わるようになりました。こういう仕事もあるんだって感覚でしたね。最初の頃に担当した仕事は、人気番組から生まれたゲーム『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』(DS)、『とったど~ よゐこの無人島生活。』(DS)、また、ファミリー向けの『ファミリースキー』(Wii)でした。ゲームが好きな人のみならず、子供から大人まで幅広い層の方がDSやWiiを持って楽しんでいる中で、そういう人向けにも作りたいなと。私自身、もともとテレビっ子だったので、情報収集には余念がありませんでしたね。テレビは毎日欠かさず観たり」

――テレビを見る時間があるんですか? プロデューサーさんは忙しいイメージがあります。

「そうですね。リリース時期によって、早く帰れるときもあれば、本当に遅くなってしまうこともあるのですが10時出社、22時帰宅になることが多いです。それでも、どんなに忙しくっても毎日最低3時間は観るようにしてるんです。一日の終わりは、手料理と大好きなワインでテレビを楽しむのが日課なんです。むしろこれをちゃんとしないと一日が終わった気がしませんね」

――料理までされるんですね? 遅い帰宅のわりになかなか優雅ですが、そんな時間本当にあるんですか?

「まず帰宅してからお風呂をためて、その間にワインを冷やします。そのあと、ワインに合う料理の下ごしらえをして、お風呂に15分ほど浸かります。それからお料理をどんどん作り上げて、楽しい夕食がスタートです。毎日帰宅してから1時間後くらいにはくつろぎ体勢に入ってますね。バラエティ番組を観ながら、アイデアを練ります。オフでありながら頭はオン状態ですが、これがすごく楽しいんです」

――普段の料理の写メを見せていただくと、お一人様にしてはかなりの豪勢さ! 完全にもてなし料理じゃないですか! 

⇒【料理の画像】http://joshi-spa.jp/?attachment_id=46266

「手料理、ワイン、テレビが私のなかの癒しの時間なんです。好きでやっていることですから、むしろやらないほうがストレスになったりします」

――完ぺき主義というわけではないんですよね?

「いいえ。ちなみに私はまったく運動をしないんです。すぐタクシーに乗ったり、エレベーターを使ったりとズボラなところはあります。もちろん、お仕事でも自分が全部抱えこんでしまうことはないです。全て自分が出来る訳ではないので得意な人に『やってください』ってお任せするようにしています。自分だけより、人のアイデアが入った方がより良いものに出来ると思いますし。いいものを作りたい、という思いが強いです。それで、『また一緒に仕事をしたい』って相手に思ってもらえるとこのうえなく嬉しいですね」

――なるほど。お仕事をバリバリされている一方で、家にいるのがお好きなんですね。

「はい。おうちが大好きで、早く帰りたいのがむしろモチベーションになっていますね。もちろん、お仕事を雑にするわけではなく、家での日課を欠かさないですることでいいお仕事ができているわけですから。今後もまだまだおもしろいテレビ番組からゲームをつくっていきたいですね」

記者自身、「忙しいは甘えかも?」なんて反省してしまいました。伊藤さんの場合は料理とテレビ鑑賞ですが、仕事以外に私生活で何かしら日課を持つ、というのはいいことなのかもしれません。あなたもぜひ探してみてはいかがでしょうか?

【伊藤麻矢さんプロフィール】
お菓子メーカーで5年ほど勤め、株式会社ナムコに入社。新規事業に携わる。06年にバンダイナムコゲームスに統合し転籍。ゲームソフトの編成に携わった後、07年にはプロデューサーとなり、現在に至る。手掛けたタイトルは、Wii『ファミリースキー』(ワールドワイドで出荷100万本)、DS『とったど~ よゐこの無人島生活。』(出荷21万本)、3DS『逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ!』(出荷50万本)など、テレビ番組から生まれたタイトルに携わることが多い

<TEXT/女子SPA!編集部>




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