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別れた夫と子どもを会わせるべき?あるママの決断

「3組に1組が離婚する時代」とも言われ、ひとり親家庭は100万世帯を超えています。ところが、子どもが離れて暮らす親(別居親)と会えるように面会交流を行っているのは、そのうち3分の1ほど。

娘と父親との関係を断ち切らない



前々回は“我が子と会えない別居親”、前回は“元夫に子どもを会わせたくない同居親”のケースを取材しましたが、もちろんなかには、ちゃんと面会交流ができているケースもあります。

母子 由那さん(8歳・仮名)は、母親の佐藤美佳さん(45歳・仮名)と暮らしていますが、週末や佐藤さんの仕事が忙しいときには父親の家に泊まりに行きます。

「お父さんは、どこにでも連れて行ってくれる。よく行くのは近くのショッピングモールで、この前はそこで一緒に映画を見たよ。夏休みにはおじいちゃんちやプールに行ったりもする」(由那さん)

 佐藤さんは、6年前に協議離婚(※)しました。面会交流についてはとくに取り決めはせず、由那さんの成長を見ながら、そのときの状況に合わせて内容を決めてきました。たとえば、離婚当時はまだ小さい由那さんに配慮し、父親が休みの朝に迎えに来て夕方には佐藤さんのもとへ送り届けていました。

 とは言え、さまざまなトラブルもありました。父親の家で火傷をした由那さんに適切な処置をしていなかったときには「これでは預けられない」(佐藤さん)と抗議しました。父方祖父の家から戻った由那さんが「お母さんが再婚したら、由那は捨てられるんでしょ?」と言い出したときは、まず父親と話合い、祖父から謝罪してもらったうえで「今後、こういうことがないよう責任を持つ」(父親)との約束を取り付けました。

 由那さんのことでも頭を悩ませたことがあったと言います。今は「離婚したのは悲しいけど、(お父さんと)会えているからそれでいい。お父さんに会いたくなったときは、お父さんの絵を描いて話しかけたりしてる」と語る由那さんですが、離婚直後は寂しさからなのか佐藤さんに反抗的な態度を取ることもしばしば。

「由那がガンとして風邪薬を拒否した時のことは今も覚えています。早く治ってもらわないと仕事に行けないと焦って『どうして飲まないの!』と声を荒げたら、『お父さんのところに行く!』と言われてしまって・・・私も大泣きしました。結局、2日ほどで私のところに戻ってきたんですけどね」

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こんなに大変でも面会交流を続ける理由

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