発達障がいの息子がIQテストで見せた驚きの実力【シングルマザー、家を買う/47章】
息子がいちばん正解するもの
指さしが出来ず、数も数えられないのに、可愛い女の子選びは完璧に正解する息子……。あの様子を見ていると、もしかして彼は、なにかをたくらんで2度目以降を失敗していたと思えてならない。
とはいえ、息子の頭の中は、誰にもわからない。きっと、そんな息子に一生振り回されるのだろう。でも、まぁ、それも楽しいか、と笑顔の息子を見ながら思う母なのであった。
そして、息子の「かわいい・かわいくない」という本能的な判断力を肌で感じ、「やっぱり、かわいいって正義なんだな」と思い知らされる、いろんな意味で勉強になった一日だった。
<TEXT/吉田可奈 ILLUSTRATION/ワタナベチヒロ>
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【吉田可奈 プロフィール】
80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。Twitter(@singlemother_ky)
- ママ。80年生まれの松坂世代。フリーライターのシングルマザー。逆境にやたらと強い一家の大黒柱。
- 娘(8歳)。しっかり者でおませな小学2年生。イケメンの判断が非常に厳しい。
- 息子(5歳)。天使の微笑みを武器に持つ天然の人たらし。表出性言語障がいのハンデをものともせず保育園では人気者
吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』Twitter(@knysd1980)
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『シングルマザー、家を買う』 年収200万円、バツイチ、子供に発達障がい……でも、マイホームは買える! シングルマザーが「かわいそう」って、誰が決めた? 逆境にいるすべての人に読んでもらいたい、笑って泣けて、元気になる自伝的エッセイ。
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