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発達障がいの息子がIQテストで見せた驚きの実力【シングルマザー、家を買う/47章】

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 バツイチ、2人の子持ち、仕事はフリーランス……。そんな崖っぷちのシングルマザーが、すべてのシングルマザー&予備軍の役に立つ話や、役に立たない話を綴ります。


息子のはじめてのIQテスト



 もうすぐ4月。娘は3年生となり、息子は年長クラスに進級する。早いもので、来年の今頃には、息子はランドセルを背負うことになるのだ。

 表出性言語障がいという発達障がいを持つ息子は、支援学級がある小学校に通うことになるのだが、その前に大きな病院から、「発達検査」を受けてみないかと声をかけられた。

表出性言語障がいという発達障がいを持つ息子 言葉を話せない息子にとって、発達検査とはとてもあいまいなもので、これまではいつも診てもらっている神経内科の先生の問いかけに、わたしができる・できないと答える程度だった。しかし、今回は、臨床心理士の先生と息子本人が1時間ほど対面し、IQテストのようなものを受けるというのだ。

 おお、なんだか楽しそうだ。

息子に奇跡が起きた!?



 その1カ月後、再び病院に向かった息子に、「今日はテストをしに行くから、頑張ってね」と声をかけると、息子は大きな声で「はーい」と答えてくれた。意味は100%わかっていないだろうが、返事だけはいい男である。

 いざ検査の時間になると、小柄な臨床心理士と2畳くらいの部屋に入り、机をはさんで座った息子は、心なしかそわそわしている。どこでも笑顔を振りまく息子だが、いつもと違う様子に少し緊張しているようだ。

 先生と軽く挨拶を交わしてから、息子の前に並べられたのは5つほどの四角い積み木。最初のテストで、先生は息子に、「では、このマグカップに積み木を3つ入れてください」と言った。

 ん? 待て待て。

 まず、息子は数をまったく認識していない。数えることもできない。積み木を積むのは上手だが、コップに入れて渡すなんて高度なこと、理解できるわけない! と思い、あまりに息子のレベルと違う問題に首をかしげていると、息子はマグカップに積み木をぼこぼこと入れ出した。しかも、奇跡的に3つの積み木を入れて、「あい!」と先生に渡したのだ。

「嘘でしょ!?」

シングルマザー、家を買う/47章
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息子は本当はわかっているのか?

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シングルマザー、家を買う

年収200万円、バツイチ、子供に発達障がい……でも、マイホームは買える!

シングルマザーが「かわいそう」って、誰が決めた? 逆境にいるすべての人に読んでもらいたい、笑って泣けて、元気になる自伝的エッセイ。

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