Beauty
Lifestyle

憧れのチアリーダーにアラサー女性も熱視線!社会人チアが大盛況

 学生時代にチアで汗を流した人はともかく、実はやってみたかったけれどチア部に入部する勇気がなかった、なんて人は少なくないはず。男子の花形がサッカー部や野球部なら、女子のスクールカーストの頂点にはやっぱりチアリーダーが君臨していてたりするものです。そんな晴れやかな青春時代を取り戻すかのごとく、今、女性たちの間で密かにチアが注目されているのです。 チアリーディング カラフルなユニフォームを身に纏い、両手でポンポンを振り回しながら軽快に踊るチアリーディング。元々はスポーツの応援団や祭事の盛り上げ役として始まったチアリーディングですが、現在はそのダンスやパフォーマンス自体が競技となり、大会はテレビ放送されるほどの盛り上がりとなっています。  このチア、学生だけのスポーツだと思ったら大間違いで、日本チアダンス協会によると、公式大会への出場チームは10年前に比べて約8倍になっているのだとか。現在日本にあるチアのチームは、高校・大学のチームを中心に社会人、子ども、地域クラブチームなどがあり、競技人口は24万人(推定)にもなると言います。

まずは自分の目的にあったチーム選びを

 都内の社会人チームに所属する社会人チアリーダーの方々に話を聞いてみました。年齢は20代半ばから30代半ばのアラサー女性まで幅が広いのですが、特にアラサー女性の姿が目立つのも特徴です。  大学時代にチアの経験がある美咲さん(仮名・34歳)に社会人チアについて話を伺いました。 「私は高校、大学とずっとチアをやってて、卒業後も先輩に誘われてそのまま社会人のチームに入りました。私のいるチームは実業団のスポーツチームと提携していて、都市対抗野球やアメフトの試合でチアリーディングをしています。プロというわけではありませんが、けっこう“ガチンコ”なチームですね(笑)。でも、私がいるような本格的なチームではなく、もっとサークルっぽい雰囲気のとこもたくさんあります。チームによって方針などがまるっきり違いますので、自分にあったチームを探してみるといいでしょうね」  やる気ももちろん必要ですが、大切なのは自分の目的にあったチーム選びだそうです。大会に出ることを目標にしているような体育会なノリのチームもあれば、自分たちで企画する発表会や結婚式などのイベントに呼ばれることをメインにするチームまでさまざま。なので、目的と違ったチームに入ってしまうと痛い目にあってしまうこともあるのだとか。

初心者でも大丈夫!OLもママもハマってます

 また、気になるのはスタンツという組体操がかなりアクロバティックで、人を持ち上げたり大きくジャンプしたり……、まったくの初心者でも大丈夫なのかは不安なところ。
チアリーダー

打ち上げや練習後の食事などで交友関係も広がるので、まんねりな日常を打破するきっかけにも……

「未経験者も大歓迎ですよ! 年に数回ある大会に出場することを目標に活動しているチームもあれば、技を競うのではなくて、イベントなどで魅せるチアをメインに活動しているチームもありますが、いずれもやることは変わりません。練習量や規則が違うくらいです。ですが団体競技なのでやり始めたら続けないと仲間に迷惑が掛かってしまいます。まずは気軽に見学に来てもらえれば……と思いますね。小学生チアリーダーからOLチアリーダー、ママチアリーダーまで幅広い年齢の女性がハマっていますよ」  大半の社会人チームの入部条件は特にないのだとか。部費も数千円と安く(衣装やポンポン等の費用は別途)、その敷居は意外と低いようです。やる気と笑顔さえあれば、念願のチアデビューは今からでも遅くはないよう。  では、【後編】では、実際に社会人になってからチアデビューを果たした方々に話を聞いていきたいと思います。 ⇒【後編】はこちら http://joshi-spa.jp/6137 ●取材&写真協力/Red Fairies(レッドフェアリーズ) 20代女性を中心とした社会人チアチーム。主に西東京市で活動しており、年間数回の大会に出場中。現在、メンバー募集中。チアリーディングの経験者はもちろんのこと、タンブリングができる体操・新体操の経験者、未経験でもやる気があれば年齢制限なく大歓迎! キッズチーム(年長~小学生)もメンバー募集中。 http://www.red-fairies.com/senior/ <TEXT/浦和ツナ子>
浦和ツナ子
ライター・編集。埼玉県さいたま市(旧・浦和市)生まれ。週刊SPA!ではアブない潜入ルポタージュをこなす傍ら、女性誌ではキラキラ美容記事を書くなど広く浅くこなす。『とみこのはんこ』(河出書房新社)の編集にも携わった
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ