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給料の未払いに暴力…それでも若者がブラックバイトを辞めない理由

 低賃金で過酷な労働のアルバイトはいま「ブラックバイト」と呼ばれ、その被害は増加の一途をたどっているという。 ブラックバイト 2014年7月、「ブラック企業対策プロジェクト」が全国の大学生を対象としてブラックバイトに関するアンケートを行ったところ、以下のような被害が生じていることがわかった(一部抜粋)。

ブラックバイトアンケート

21.3% 希望していないシフトに入れられた 18.6% 労働条件を書面で渡されなかった 18.0% 実際の労働条件が、募集の際に提示されたものと違った 16.7% 準備や片づけの時間に賃金が支払われなかった 15.1% シフトや勤務日数、勤務時間を一方的に減らされた 14.2% 一日6時間以上働いても休憩時間がもらえなかった 14.1% 仕事が延びても残業代が時間通りに払われなかった 11.4% 店長など正社員から暴言・暴力・嫌がらせを受けた 10.0% 給与明細がもらえなかった 8.9% 就業規則がいつでも確認できるようになっていなかった 7.1% アルバイトの上司・先輩から暴言・暴力・嫌がらせを受けた 6.9% ミスした分の罰金を支払わされた 6.4% 残業代が割り増し賃金ではなかった 3.5% 賃金が毎月決まった日に払われなかった 3.5% 賃金が毎月決まった日に払われなかった 2.8% 商品やサービスの買い取りを強要された 1.4% 仕事上のケガの治療費を自己負担させられた 1.2% 賃金が一方的に引き下げられた ※「ブラック企業対策プロジェクト」のブラックバイト問題に関するチームが実施した「学生アルバイト全国調査」のアンケート結果。国立大学3校、私立大学20校の計23校の学生に対するもので、回答数は2524件。  これをもとに、ブラックバイトに詳しい識者らが解説する。
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