不倫はバッシングしてもなくならない。じゃあどうする?
不倫で破滅しないための処方せんはあるか?
――でも夫や妻の婚外セックスを認めるのは、ハードルが高そうですね…。あと、著書では「ポリアモリー」にも触れていますね。
坂爪:はい。ポリアモリーとは、『責任を持って、同時に複数の相手と恋愛関係を結ぶ』ことです。乱交でも浮気でもありません。パートナーときちんと話し合って、複数の人と誠実な付き合いをする。
日本でも、少数ですがポリアモリーのコミュニティもあって、実践している人を取材しました。
――うまくいってましたか?
坂爪:ものすごく大変だ、とおっしゃっていました(笑)。
恋愛は人それぞれ。“正解”はない
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』 既婚者が、「不倫」の誘惑に抵抗するためにはどうすればいいか?子どもや若者世代の貧困、ひとり親家庭や生活保護、高齢者の孤独死など社会問題の背景には、「不倫」がもたらす家庭破綻、それに伴う経済状況や健康状態の悪化が潜んでいる。にもかかわらず、「不倫」は個人の色恋沙汰、モラルの問題として捉えられてしまっているのが現状だ。本書では、既存の「結婚」に囚われない多様な在り方を実践している男女への取材をまじえながら、「不倫」を「個人の問題」として捉える視点から脱し、「社会の問題」として捉えなおすことによって「不倫」の予防と回避のための処方箋を提供する。本邦初の実践的不倫学!
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