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「ダメな会社ほど会議が多い」。元バイトの女性専務が会社を変えた

 お花屋さんでアルバイトを始めて、たった5年で取締役にまで出世した野口昌代さん(昭和48年生まれ、フローリストストウ専務取締役)。なぜ彼女は雑用バイトで終わらず、成長できたのでしょうか。そこには、お仕事のヒントが色々あるように思います(シリーズ3回目)。

野口昌代

野口昌代さん

 野口さんがバイトとしてフローリストストウに入った当初は何もわからず、とにかく朝早くから出社し、伝票を見て勉強をしていました。そうして会社の中身がわかってくると、今度はガンガン提案を始めたそうです。

 会社の売り上げが右肩上がりになったという、野口さんのユニークな提案とは――。

たくさんあったミーティングを廃止に



「まず、いっぱいあったミーティングを全部なくしました。もともとサービス精神やお客様への対応など、土台がとてもよかったので、社内で打ち合わせをすることなんかないんです。

 売り上げの悪い会社に限ってミーティングばかりしていませんか? そんな時間があったら営業して売り上げを上げられるんです。

 いちいちミーティングをして話し合っていると、どんどんルールが増えていって、システムが複雑になっていきます。それでは売り上げが上がっても人数が必要になってしまい、結局、増益にはなりません」

 わかります。「会議のための会議」みたいなことで時間をつぶしていくんですよね。仕事の目的がわかっていないと、こうなるのでしょう。

会議

ミスがあったら、チェックする人数を減らす



「伝票でミスがあったとします。すると通常は『じゃあチェックする人数を増やそう』となるんです。

 でも人数が増えれば増えるほど、『次の人が見るからいいや』と、チェックが甘くなります。チェックを二重三重にしても、結局ミスはなくならない。

 だからいっそ回数を減らしました。3人で確認しているところを2人にして、それでもミスがあったら1人に任せる。担当者はめちゃくちゃプレッシャーですよね。ミスがあったら自分ひとりで責任を取らなくてはいけない。

 でもその分真剣にやるから、結局ミスが減ることになりました。仕事にミスが出るのは、集中力がないからなんです」

 現在は「新たなチェック法をとっているので、これはあくまでも当時の話」とのことですが、一面の真理があるセオリーですよね。

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商品を愛して詳しくなることの落とし穴

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