「冷やし中華」には錦糸卵よりアレ!グっと美味しくなる簡単コツ5
3.コクや風味が物足りない
市販のタレ、すっぱ過ぎる(しょうゆダレ)、まろやか過ぎる(ごまダレ)ってことはありませんか? そんな時、タレを調合し直すのではなく、追加トッピングをお試しあれ。
しょうゆダレの酸味を風味よくマイルドにするのは、オリーブオイルやナッツ。名古屋では定番のマヨネーズも効果的です。ゴマダレには、お酢、レモン汁、柑橘ジュースなどを少量垂らすと華やかさが生まれます。
4.錦糸卵を作るのがめんどくさい
騙されたと思って試してみてください。錦糸卵の代わりに、そのままの油揚げを細く切るだけ。フライパンで薄焼き玉子を作る必要もないので、夢の様な代用品ですが、コレ、錦糸卵より風味や食べごたえがあって美味。本当に驚きます。
そもそも錦糸卵のたまごっぽさって強くないので、たまごっぽさを堪能したいなら、温泉卵を乗せましょう。
5.おいしい! と納得できない
「冷やし」だからキンキンに冷やすことを考えていませんか? これが大間違い。味覚と温度の関係により、冷たすぎると塩味・苦味が際立ち、甘味・旨味は弱くなることがわかっています。
具材はもとより、冷やし中華の醍醐味である「麺」の旨味をしっかり味わうには、少々ぬるめの方がベター。麺をゆでたら、流水でぬめりを取り、さっと冷やすだけにとどめましょう。
以上、5つのポイントをおさえて作った冷やし中華はコチラ。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=524176
麺をゆでる鍋さえあれば調理可能ですから、気軽にお試しください!
<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
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【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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