「有村架純さんは芯のある女性」。工藤阿須加、『夏美のホタル』の撮影裏を語る
森沢明夫さんの小説を廣木隆一監督が『ストロボ・エッジ』でも組んだ有村架純さんを主演に迎えて映画化した『夏美のホタル』。亡き父の遺したバイクで森に向かったヒロインの夏美が、ある親子と出会い交流を深めていくヒューマンドラマです。
⇒【YouTube】映画『夏美のホタル』予告編 http://youtu.be/XG_0z_isQSA
夏美の恋人・慎吾を演じた工藤阿須加さんに、廣木監督の現場、家族にまつわる思いなどを語ってもらいました。
――台本を読まれたときの感想は?
工藤:人はひとりでは生きていけない、誰かが支えてくれているんだよという、人と人とのつながりの大切さを教えてくれる温かくて優しい作品だと思いました。台本を読んだときもそうですが、出来上がった作品を観たときにも感じました。
――慎吾はどんな青年だと?
工藤:プロのカメラマンを目指しているけれど、実家の稼業を継ぐか悩んでいる。自分に自信がなく、逃げ道を作ってしまっているという葛藤もある。まっすぐに夢を追って生きて行こうとしている夏美とはすれ違いが出てくる。そういった慎吾の根っこにある部分を大切に演じようと心がけました。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=544984
――慎吾は夏美に「田舎に一緒に来てもらえないか」と誘いますが、一方で「プロポーズとは違う」とも言います。工藤さんとしては慎吾の態度をどう感じます?
工藤:慎吾は、核心を突かれた瞬間に濁すようなことを言ってしまうんですが、男ならはっきり言えよと思います。僕とは全くタイプが違いますね。