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ムダ毛を剃る・抜くと起きる“3つのヤバい事態”と注意点

脱毛の基礎知識・その1

 夏が近づくと気になってくる脱毛問題。慌てて脱毛サロンに駆け込む人も多いのでは?

 そこで、脱毛にまつわるあれこれについて、皮膚科医・日本コスメティック協会代表理事の岩本麻奈さんにアドバイスをもらいつつ、シリーズでご紹介していきます。

自己処理で起きる3つのイヤ~な事態



 脱毛の仕方はいろいろありますが、まだまだ多いのが、カミソリや毛抜き、除毛クリームなどによる“自己処理”。手軽でお金もかからないとあって、多くの女性は自己処理しているのではないでしょうか。

自己処理 でもカミソリ負けをして血が出てしまったり、不安な点もあります。

 一般に言われる自己処理のデメリットについて、実際はどうなのか? 岩本さんに聞きました。

①カミソリで角質まで削ってしまい、肌を傷つける



 まず前提として「自己処理でも、肌が強くて問題ない人は問題ない。自己処理を選ぶか、脱毛サロンや医療脱毛を選ぶかは、自分の満足度の問題ですね」と岩本さん。

 ただし、自分で剃ると肌を傷つけるのは、避けがたいことだそうです。

肌を傷つける

カミソリで皮膚を切ったり、角質層を傷つけたりしてしまう

「何もつけずに直接剃ると必ず角質を痛めますので、剃る前にクリームか何かを塗ったほうがいいです。ダメージを和らげるものを塗ってから剃るようにしましょう」(岩本さん)。

 カミソリは肌を傷つけるだけでなく、色素沈着の原因にもなるので、できれば専用のシェービングクリームやフォームを使ったほうが良さそうです。

②剃ったあとがチクチクして、かえって目立つ



 よく言われる「剃ると毛が太くなる」というのは間違い。「毛は太くなりませんが、毛の断面が広くなるために濃くなって見えるんです」(同)。

 また、チクチクするのは、毛の断面がとがった角度になってしまうから(上イラストの左上)。これらは、剃っている限り、避けられない事態です。

③埋没毛(角質に埋もれた毛)の原因になる



 剃ってチクチクするのが嫌だと、抜毛器などで「抜く」人もいますよね。

 岩本さんが長らく住んでいるフランスでは、「電気抜毛器」が人気だそう。ですが、無理やり毛を抜くので角質が傷つき、その下から新しい毛が生えてくると、出口が塞がれているために埋没毛(皮膚の下で毛が伸びてしまう)になりやすいのだとか。

埋没毛

埋没毛は、皮膚の下に毛がとぐろを巻いたりして汚い〜!

「ボツボツした中に毛が埋もれて見た目が美しくないですよね。毛嚢炎(もうのうえん=細菌感染症)になることもあるので注意してください」と、岩本さん。

それでも自己処理するなら注意ポイントは?



 それでもムダ毛を自己処理するなら、気をつけるべきことは?

「毛の流れに逆らって剃ったり抜毛すると、埋没毛や炎症を起こしやすくなります。毛の生えている方向に向かってやるのが基本です。

 あと、剃ったり抜いたりしたあとはバリア機能が低下しますので、キチンと低刺激のローションやクリームで保湿をして、肌のダメージを少なくすることが大切です。カミソリの刃も古くなってキレが悪くなるとお肌に負担をかけます。常に衛生面を気をつけ清潔を保つように。

 脱毛は基本的に、お肌にとって優しいものではありません。とくに生理前後は肌が敏感になっているため、ムダ毛処理でもトラブルを起こしやすい。生理中や生理前後など肌状態が不安な場合は、その期間を避けましょう

 また脱毛後はバリア機能が弱まりますので、必ず紫外線防止をしてくださいね」(同)

 正しい処理の仕方をすれば、そこまで不安になる必要はないのかもしれませんが、肌への負担を考えるとイマイチな自己処理。お金と時間が許すなら、一度サロンやクリニックに相談にいくのもいいかもしれませんね。

岩本麻奈

岩本麻奈さん

【岩本麻奈さん】
1964年生まれ。皮膚科専門医、一般社団法人日本コスメティック協会(http://www.j-cosme.org/)代表理事。現在は、日本とフランスを行き来しながら活動中。著書は『生涯男性現役 男のセンシュアル・エイジング入門』など多数。

<TEXT/女子SPA!編集部>
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