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彼のアノ味がマズいのは相性が悪いから?【性活相談】

“本能”を信じすぎてはいけない

 カウパー以外でも、本能的な部分に見えるようなところが、実は、今までの環境によって作られた価値観で、絶対的でないものだったりしますから、運命論に振り回されないでください。血液型で相性を決めつけられないのと一緒です。暗示にかかっているだけ。  生物学的な観点から本能的に魅かれ合うことを重要視するというのもアリだとは思いますが、そうなるとセックスの核は生殖となります。種の保存の法則を信用し過ぎると、男の浮気は当然で、外に子供作りまくるのも本能ってことになっちゃいますよ。  人と人が連れ添っていくのにセックスは重要だと僕は信じていて、セックスの核は孤独の克服だと思っています。生殖以外で人がセックスをして楽しむには、生まれ持ったものを乗り越えちゃうぐらいの工夫や気持ちの高まりがあってしかるべきだと思います。

カウパーはピーマンみたいなもの

 僕はピーマンが嫌いでした。生まれ持った好き嫌いだと思っていました。でも、ピーマンの苦みは内側の白いところにあるんだと知って、それを取り除けば食べられるようになりました。食べられるようになっただけで今でも好きではありませんが、とりあえず乗り越えられたと思っています。  ピーマンとカウパーを同列で語っていいものかわかりませんが、そんなものだと気楽に考えてください。苦手意識を持つことで本当に苦手になっているだけで、本当は好きじゃない、ぐらいのレベルかも。  最後にもう一言。カウパーも精子も飲み込んではダメですよ。唾液をいっぱい出して、それと一緒に流してしまいましょう。飲み込むことによって、性感染症のリスクは飛躍的に増します。味が美味しいと思うようになっても、これは守ってほしいセックスマナーですね。
森林原人さん

森林原人さん

<TEXT/森林原人> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【性活相談者を募集!】 森林原人さんに悩みを相談したい方は、こちらのお問い合わせフォーム https://joshi-spa.jp/inquiryまで、お名前はハンドルネームまたは匿名希望、題名の冒頭に【性活相談】を入れ、お送りください。 ※相談内容の一部を変えて取り上げさせていただく場合がございます。
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979
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イケるSEX

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