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乳がんは遺伝する。リスクを減らす方法は?

●ピルの服用 ピルを継続的に5年以上服用した場合、約1.5倍の確率で乳がん発症率が上がると言われています。使用開始年齢が低いほどリスクが高く、低容量ピルであっても危険があるので注意が必要です。 ●ホルモン補填療法 更年期の症状を和らげるためのホルモン補填療法も、乳がんリスクを上げるとされています。なかでもエストロゲン単体ではなく、エストロゲン+プロゲステロン併用療法を5年以上継続すると、1.25倍の発症リスクがあると言われています。  ほかにも運動不足カフェインの過剰摂取も、直接的でないとはいえリスク増加に影響があるとのこと。極端に不規則な生活習慣を避けることも、乳がんのリスク予防に繋がりそうです。最後に、志賀先生よりアドバイスを頂きました。 「40歳を過ぎた女性に対しては、2年に1度のマンモグラフィ受診を厚生労働省が提唱しています。でもこれはあくまでも目安で、必ずしも予防効果をもたらすとは言えません。真剣に乳がん予防に向き合うのであれば、25歳を過ぎたら乳腺専門医がいる認定施設で、年に1度は検診を行うといいでしょう」  そうはいえども、乳がんに対してナーバスになり過ぎないことも重要。日ごろの自己触診なども併用し、正確な知識を持って乳がん予防に向き合っていきたいものですね。 【志賀千鶴子 プロフィール】 東京クリニック 乳腺外科の医師。乳がん検診と乳がんの診断、手術、治療が専門。 東京クリニック HP(http://www.tokyo-cl.com/) <TEXT/波多野友子>
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