Job&Money

給料未払いで逃げ回る女社長…末端IT企業のヒサン

 景気が上向いていると言われるが、心配なのは4月の消費税アップ。中小零細企業の倒産を心配する専門家もいる。2013年4-9月の倒産件数は、前の年より減ったとはいえ5320件。自分の会社、パートナーの会社がヤバいかも! という倒産の予兆は見抜けるのだろうか?  倒産を経験した人に、「今思えばあれが予兆だった」という実例を取材してみた。

切るわ辞めるわ……人の流出が止まらない!?

 モバイルコンテンツ制作会社に勤めている藤崎蘭子さん(仮名・28歳)は、1年前まで在籍していた同職種の会社の女性社長と、現在も労基署を通じて係争中だ。 「事実上倒産してるんですが、社長が倒産を認めず、給料未払いのまま逃げ回ってるんです!」  そんなとんでもない会社に3年前から勤めていた藤崎さん。 「辞めてく人ばっかりで、新しい人は久々だよー」 「タイムカードは必ず印刷して保存しておきなー」などと入社初日から先輩に言われ、 「幸いにも、倒産に対する覚悟は最初から持たされた」と当時の心境を冗談交じりに語ってくれた。  勤務し始めてすぐに会社は縮小移転を繰り返した。そのたびに自主退職やリストラで、名前を覚える間もなく同僚が消えゆく日々に、彼女の覚悟は確信へと変わる。 「ITバブルで調子に乗った女性社長が、気に入らない社員をすぐクビにしてたんです。子供が生まれたばかりの社員を切ったときは、悪魔かと思いましたね」  間もなく給料の振り込みも遅れ始め、藤崎さんは満を持して転職活動を始めたそうだ。 「そのうち、部長の裏切りがあったりして、退職前後はドラマのような展開でした!」  転職活動の甲斐あって、退職後はすぐに現在の勤め先に再就職できたとのこと。 「早めに転職を見据えたおかげで、より安定した仕事に就けました。給料も増え結果オーライです!」 ●【ヤバい予兆】⇒自主退職者が急激に増え始めた <TEXT/Vladimirfloyd> ― 経験者に聞く「倒産の予兆」【5】 ―
Cxense Recommend widget




あなたにおすすめ