「スタバよりドトール派!」な人たちの、めんどくさい主張
2016年8月2日に日本上陸20周年を迎えたスターバックスコーヒー。その日、第一号店の松屋銀座店には行列ができ、テレビ各局でその様子が伝えられました。
ところが、こんな冷ややかな反応をする人も…。
「テレビを見てたら、地方から来て行列してる人とか、『スタバのカップを持ち歩くのがおしゃれ』とか言ってる人がいて、びっくり。普通のチェーン店を、いまだに有り難がってるんだ…って」(38歳・会社員・女性)
実際、絶大だったスタバの人気に、陰りが見えてきたようなのです。サービス産業生産性協議会の調査(※)によると、「カフェ部門」の顧客満足度で、スタバは2014年度にトップだったのが、2015年度は3位、2016年度は4位と下がり気味。
代わって2015・2016年度のトップになったのは、あの「ドトール」なんです。一体なぜ?
そこで、スタバ派の筆者が、あえて「スタバより断然ドトール!」という人たちの意見を聞いてみました。
まず上がったのは、「ドトールのほうが安い」という声。たとえば、スタバのドリップコーヒーは280円+税(ショート)、ドトールのブレンドコーヒーは220円(税込、Sサイズ)で、全体にドトールのほうが安めです。
また、ドトールのほうが食べ物が美味しい、という声もよく聞きます。
「ドトールのミラノサンドシリーズは、その場で作るし美味しいし、ちゃんとランチになる。スタバは菓子パンみたいな甘いのとか、作り置きのサンドイッチしかないのがつらいです」(32歳・女性)
でも、その分、スタバにはフラペチーノなど、飲み物が充実しているじゃないですか?
「フラペチーノ系は、ろくに栄養ないわりに、カロリーがむっちゃ高いんですもん。同じカロリー摂るなら、ドトールのミラノサンドを食べたほうが美容と健康にいい」(同)
たとえばスタバの「コーヒー ジェリー&クリーミー バニラ フラペチーノ」は367kcal(ミルクタイプ)で590円+税。
ドトールの「ミラノサンドC コーンドビーフとザワークラウト」は346kcalで410円(税込)。
このコスパの良さが、「ドトール首位」の最大の理由でしょう。
「スタバって、バイトの若者もお客も、意識高い系みたいなのが多くて疲れるんですよ。電源がある店が多いから、ノートパソコンで仕事してたりするし。
一方ドトールは、会社リストラされたっぽいおじさんが働いてたり、サラリーマンがタバコ吸ってたり、意識低い系でまったりしてるからいい」(28歳・男性)
それ、ドトールが逆に怒りそう…。
顧客満足度で、スタバ4位、ドトール1位に

ドトールのほうが安い、食べ物が美味しい
スタバは意識高い系、ドトールは意識低い系?
1
2