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童貞くんに“教えすぎ”てフラれた年上女性の失敗

 今年こそ恋愛がうまく行きますように……そう初詣でお願いするのも今年で最後にしたいもの。私のどこがいけないの!? というわけで、性格も外見もまぁ普通、なのに「なぜか男に逃げられる女」の条件を、ケーススタディをもとに研究してみました。

【実例研究】愛のムチだったのに……お説教に彼が号泣

恋愛, 悩めるオンナたち「社会人になったばかりの頃に、付き合っていた年下の彼。私と付き合うまで女性経験がなくて、童貞だったんですよ。何もかもが初々しくて、可愛くて仕方なかったですね」  そう語るのは、医療メーカーで働く木本綾子さん(25歳)。元々大学の後輩だった彼と卒業後に交際スタート。当初は順調な交際だったが、次第に彼の優柔不断なところや、子供っぽいところが目につくようになったという。 「私のほうが年上だし経験豊富だと思っていたので、彼の些細な失敗を指摘してあげるのは当たり前のことだと思ってたんです。敬語の使い方が間違ってるとか、食べ方が汚いとか、まるでお母さんみたいに。最初は素直に聞いていた彼も、段々と面倒になったんでしょうね。私が話している最中に居眠りをするようになったんですよ。それがムカついて、さらに怒るっていう負のループでした」  彼に対する綾子さんの小言は日増しにエスカレートしていき、彼が泣き出すことも多々あったという。 「私としてはアドバイスのつもりだったのが、彼からすると、常に怒られてるような気分だったんでしょうね。最後のほうは『綾子が怖い』、『綾子にビクビクしながら生活している』ってよく言ってました。でもすべては彼をより良い男にするため。間違ってることは教えてあげるのが愛だと信じていたんです」  完全に自分が優位な立場にあると思っていた綾子さんだったが、ついに彼が我慢の限界を迎える。 「メールの返事が遅いことを、いつものように『なんであなたはそうなの?』『何回言えばわかるの?』って言いまくったんです。そしたら、彼が急に『もう嫌だ。お前のこと好きじゃない』って言い始めて。そのあとは立場逆転ですよ。大人しくて従順だと思っていた彼が、私への不満を一気にブチまけたんです。私が泣きながら『もう怒らないから許して』と土下座しても聞く耳持たず。別れるの一点張りでした」  別れる・別れないの攻防は明け方まで続いたが、ついに綾子さんが別れに同意する形で決着。以来、彼とは一度も連絡を取っていないという。 「彼のことを愛しているからこそ厳しい言葉を投げていたけど、それってただの自己満足なんですよね。私が『彼のため』だと思ってたことは、彼を苦しめてたんだと反省しました」  綾子さんは現在新しい恋人と交際中。同じ過ちを繰り返さないようにと、発言には最新の注意を払っているという。 【教訓】 過剰な小言は男のプライドを傷つける  男性という生き物は、女性が思っている以上に繊細だといいます。そのくせ高いプライドも持ち合わせているから厄介。そんな男性を成長させるには恐怖政治で押さえつけるだけでなく、時には聖母マリアのような振る舞いも必要なのではないでしょうか。アメとムチを使い分けることができれば、うまくいったかもしれませんね。 <TEXT/北条マサ子(清談社) PHOTO/ Photomak> ― 「なぜか男に逃げられる理由」大研究【5】―
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