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生身の男より舞台の王子様にゾッコン。「将来は老人ホームでいい♪」

 みなさんは恋愛より楽しいことってありますか? 趣味が充実していると、彼氏や夫がいなくても楽しい人生を送ることができるのでしょうか?

 9月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の調査(※)で、18~34歳の独身男女のうち<交際相手なし>が男性69%、女性59%と、過去最高を記録しています。

 いまや普通になった<彼・彼女がいない>独身は、どんな人で、なぜいないのか、その恋愛歴や結婚観は?といったことを取材してみました。

劇場で舞台を見る女性

写真はイメージです

生身の男よりも舞台上の王子様にゾッコン



 安藤ちづるさん(仮名・37歳・美容師)は静岡県で実家暮らし。拘束時間の長い仕事の合間をぬって、休みが取れると新幹線に乗って上京しています。

「6年くらい前に地元で蜷川幸雄さん演出の舞台をたまたま観たんです。それにすっかりハマってしまって、今は休みになると東京で舞台を観に行くようになりました。やっぱり都会は上演している数が圧倒的に全然違いますからね。平均すると一ヶ月で4回くらいは上京してきていますね。舞台観劇はもう私の中の一部。あの数時間、感動に震えるために生きているようなものです

 本格的に東京に住む? それは考えたことがありません。実家で暮らしているから余裕があって舞台を観に行けるんだし、高い家賃を払う自信もありません。実家から出るのも、東京で美容師として勝負するのも……怖いですしね」

 ひとつの舞台チケット料金が約10000円。加えて新幹線代金が往復で16000円。雑費を入れると1回の上京で約3万円の出費。それが1ヶ月となると12万円。年間で換算するとざっと150万円近くを舞台につぎ込んでいる計算に。

 しかも彼女の場合、気に入った舞台は4回観ることもあると言うから年間の出費総額は200万円を超えているはず。

「舞台ってひとりで観て感動できるからいいんです。これでもし彼氏がいて、一緒に観に行ったとしますよね。観劇後に話したら全然ツボが違っていたりするのを想像すると……めんどくさ(笑)。あと男なんていたら終わったあとに演者の出待ちもできないですからね。

 年齢のせいなのかなあ。最近、人と戯れることも億劫になってきました。そんな私からすると観劇って人生最高の趣味なんです」

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LINEは絶対にやらない主義

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