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深夜のコンビニはNG!疲労や“うつ”のもとになる意外な習慣

「寝つきが悪くて、布団に入ってからまったく眠れない!」「2~3回、夜中に目が覚めてしまう」「たくさん寝たはずなのに、朝、起きたときに疲労が体に残っている」……。  気温も涼しくなり、寝苦しい夏がようやく終わったばかりなのに、なんだか眠りが浅くて慢性的な疲れが残ったまま……なんて人はいませんか? 「夏の疲れは秋に出る」という言葉にもあるように、秋口は、夏の厳しい暑さで疲労した体の疲れが出てくる季節。さらに、急に気温や湿度が変化したり、寝具が変わることなどによって、寝つきが悪くなる人が増える季節でもあるのです。 眠れない

あなたの自律神経は何歳?

 そこで、「東京疲労・睡眠クリニック」の院長であり、『すべて疲労は脳が原因』(集英社新書)の著者でもある梶本修身先生に、「疲労と睡眠」のメカニズムについて伺ってみました。
梶本修身先生

梶本修身先生

「睡眠は、疲労を回復するための唯一の手段であり、疲労回復には切っても切り離せないものです。疲労を回復するためには、『ノンレム睡眠』という深い眠りと『レム睡眠』という浅い眠りを、交互に2~3回繰り返すことが、質の良い眠りを得るための理想的なサイクルだと言われています」  とはいえ、単に長時間寝ればよいというわけではなく、大切なのは睡眠の質。そして、質の良い眠りを得るには、人間の「自律神経」が大きく関わっているのだそうです。 「人間の眠りには、交感神経と副交感神経という自律神経があります。交感神経は、活発な動きや緊張状態などをつかさどるもので、一方の副交感神経は、体をリラックスさせるときに働く神経です。眠るときには、後者の副交感神経が大事になるのですが、最近、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかず、眠ろうとしても脳の興奮状態が続いて眠れず、結果的に良い睡眠がとれず、慢性的な疲労を感じている女性が増えています」  つまり、自律神経を整えることがより良い睡眠、疲れないカラダを作れるというわけです。そこで、知っておきたいのが、自分の自律神経機能。同院では、「疲労ストレス測定システム」という機械を使って、自分の自律神経の年齢を測定することができるそうです。
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やばい!記者の自律神経年齢がまさかの46歳!
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すべての疲労は脳が原因

疲労回復物質の存在が明らかになって以来、疲労に関する科学的調査が進んでいる。その結果、私たちが日常的に使う「体が疲れている」とは、実は「脳の疲労」にほかならないことがわかった。疲労のメカニズムとは何か、最新のエビデンスをもとに解説する。また、真に有効な疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係なども明らかにし、疲労解消の実践術を提示する。

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