「結婚も妊娠も急がないとヤバい」説は脅迫だ【勝部元気】
相手に「年収400万」を求めるのはワガママなのか?
日本は、子供の教育費に関する政府支出が、OECD諸国の中でブービー(去年までは最下位)です。女性が男性に求める給与と男性の平均給与との差額は、それだけ「政府支出が足りない!」という意味でもあると思うのです。それを、女性個人のわがままのように言うのは完全に間違っています。
妊娠を急がないとヤバい、と言われましても…
ですが、妊娠を急かされることで不安だけが大きくなったり、婚活疲れしたり、恋愛が短期的な視点になって破たんしてしまうケースだってあるでしょう。伝える側が細心の注意を払わなければいけないテーマなのです。
一方で、「結婚より卵子凍結がしたいわ~」となる人もいると思います。実際、そのように言う人、周りでも増えていませんか?
人は脅迫に遭ったときに、自分の心身を守るために順応してしまいます。ゾワっと不安になることがあったら十中八九「脅迫ビジネス」です。
これに負けないためには、左脳を鍛えて知識で対抗することが重要だと思います。「そんなこと誰が決めたの?」という、うがった見方を常にするように心掛けたいものです。
<TEXT/勝部元気>
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【勝部元気】
1983年東京都生まれ。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEO。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)、twitterは@KTB_genki。初の著書『恋愛氷河期』が発売中勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログは、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
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