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「経験人数1000人」と「フォロワー1000人」、どっちがイケてるの?

「経験人数1000人」より「フォロワー1000人」

 しかし、それはもはや過去の話。童貞と草食系男子が市民権を得た現代日本においては、ヤリチンは羨望の眼差しを受けることはありません。  自戒の念を込めて、あえて言いましょう。ヤリチンは、今やダサい存在でしかない。  かつて、“女のコとエッチしようとしてガツガツ口説いたのに結局ヤレなかった話”はある種の“男らしい自虐ネタ”のように捉えてもらえていました。が、今ではただ“ダサい男のドン引き話”でしかないんです。  かつて、オスとしてのある種の戦闘力のような意味を持っていた経験人数の多さも、今では何の意味も持ちません。経験人数が数百人にものぼることを武勇伝のように語ろうものなら、草食系男子や奥手男子たちから「うわー、イタい男……」と引かれて終わりです。  ちなみに、経験人数の数字が戦闘力的意味を失った代わりに、現在、戦闘力的な意味を持っているのがSNSにおけるフォロワー数などでしょうか。恋愛市場において経験人数1000人のヤリチンより、インスタのフォロワー数1000人の方がよっぽど価値がある(モテるし尊敬される)のです。 <TEXT/堺屋大地> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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