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住んで幸せな街、“官能都市”ランキング。全国ベスト3は?

「官能都市」って聞いたことがありますか。

 ゲーム用語でも俗語でもありません。不動産の専門家が提唱している言葉で、「官能都市に住んでこそ人々は幸せになれる」というのです。

公園本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング』(光文社新書、2016年11月刊)の著者である島原万丈氏は、長年マーケティングリサーチ業に携わり、現在はHOME’S総研の所長です(不動産・住宅情報サイト『HOME’S』を利用したことがある人も多いでしょう)。

「住みたい街」でなく、住んでる人の幸せ度を調査



 官能という単語からはエロの香が漂います。住んで幸せな街とはラブホがひしめく街ですか、と勘違いするなかれ(それはそれで幸せかもしれませんが)。

 島原さんによると、「官能の本来の意味は、感覚器官の働き」で、「官能都市とは、人間の生身で都市を評価してみようという目線なのです」。

官能都市ランキング

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 さて、街のランキングといえば、不動産情報サイト「SUUMO」が毎年発表する「住みたい街ランキング」がおなじみ。2016年版では1位が恵比寿、2位が吉祥寺という納得の結果でした。

 ですが、島原さんは警鐘を鳴らします。「住みたい街ランキングは好きなタレントランキングくらいの軽さで受け取り、あまり真に受けてはいけません」。住みたい街ランキング=住んで良かった街ランキングではないからです。

散歩できてロマンスがあって食べ物がおいしい街!



 さて、著者が提唱する「センシュアス・シティ(官能都市)」の指標は「関係性と身体性」。

 やっぱり「ラブホ?」と思ってしまった下世話な私ですが、指標は以下のとおり。

カフェ=====同書があげる「官能都市」の基準==========

<関係性 4指標>

①共同体に帰属している
お寺や神社にお参りした、地域のボランティアやチャリティに参加した、等々

②匿名性がある
カフェやバーで自分だけの時間を楽しんだ、不倫のデートをした、等々

③ロマンスがある
デートをした、路上でキスをした、等々

④機会がある
ためになるイベントやセミナーや市民講座に参加した、友人知人のネットワークで仕事を紹介された、等々

<身体性 4指標>

①食文化が豊か
②街を感じる
③自然を感じる
④歩ける
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 身体性は実にわかりやすい。つまりは美味しいものが食べられ、歴史や文化が知識欲を高め、緑がたっぷりで、ついつい散策したくなる(健康にも美容にもグッド)、そんな街です。

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住んで幸せな官能都市ベスト3は?

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本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング

「住みたい街」や「住みやすい街」…住むことに関する多種多様なランキングは「住むこと」「暮らすこと」に関する私たちの「体験」そのものが反映されているとは言い難い。本当に豊かに楽しく生きられる、魅力的なまちとはなんなのか?そこで、本書では「他者との関係性」「五感で感じる身体性」を基準にした「官能」“センシュアス”という言葉をキーワードに、まちを再評価する試みを行う。上からの再開発や、均質化された都市計画によって、まちの個性や多様性が失われつつある現在、本当に住んで幸せなまちとはどこにあるのか?中央/地方を問わず、そこに生きる人たちの、まちに対するリアルな評価を可視化し、近未来のまちのイメージを探っていく。




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