このようにフィギュアファンも納得のこだわりようですが、アニメファンも虜にする魅力もいっぱい。勇利役に豊永利行さん、ユーリ役に内山昂輝さん、ヴィクトル役に諏訪部順一さんを起用するなどイケボ揃い。それから勇利の実家は温泉宿ですが、そこに滞在しているヴィクトルと勇利の全裸入浴シーンなど、腐女子向けのサービスシーンもてんこ盛りなんです。
六本木にある「カフェ!!! on ice」は朝9時半に整理券が配布されますが、数百人が行列をつくり、あっという間に整理券がなくなるほど大盛況だとか。12月16日にオープンしたコラボカフェも予約でいっぱいの模様。ファンは
「ユーリのために働いているようなもの」と搾取を喜んでいるようです。
そして、OPソングは、なんとディーン・フジオカ。自身の作詞作曲という「History Maker」で、なめらかな英語詞を披露しています。これがまたとても透明感のある曲で素敵なんです。
脚本・キャラクターの原案も『モテキ』の久保ミツロウだったりと、もうヒットするしかない条件ばかりを揃えた「ユーリ!!! on ICE」。放送は最終話(本日深夜放送)を残すのみとなりましたが、熱狂はまだまだ続きそうです。
アニメーターたちの劣悪な環境が問題視されていますが、こうしたヒット作から生まれた利益が、少しでも多く彼らに還元されることを願ってやみません。
<TEXT・PHOTO/和久井香菜子>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】