「又吉さんは実はすごくポジティブ」。注目の俳優・浅香航大を直撃【吉祥寺だけが住みたい街ですか?】
森三中の大島美幸が妹で、メイプル超合金の安藤なつが姉、という超ド級の存在感を放つ双子の姉妹がいる横で、その二人に勝るとも劣らない存在感を発揮しているのが、俳優の浅香航大さん(24歳)。
NHKの連続テレビ小説「マッサン」の鴨居英一郎役で注目を集め、その後もさまざまなドラマで活躍する彼ですが、出演中のドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(テレビ東京、金曜深夜0時52分放送、本日最終回)で一言もしゃべらない青年・勲男(いさお)を演じ、注目を集めています。
そんな浅香さんの勲男役への思いや人柄に迫るため、撮影現場を直撃しちゃいました!
同タイトルの人気漫画が原作のこのドラマは、住みたい街ナンバーワンに何度も輝いたことのある街・吉祥寺で不動産を営む双子の重田姉妹が、毎回、吉祥寺に幻想を抱く客に吉祥寺以外の街を勧める、というストーリー。
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重田姉妹にこき使われる勲男は、若い女性のお客さんが来るとロッカーの中に隠れようとしたり、不敵な笑みを浮かべてパソコンのキーを激しく打ち込んだりするキモキャラにもかかわらず、放送後のTwitter上にはいつも「勲男が愛おしい、かわいい」「勲男、芸人並みのコケ」「勲男がロッカーから出てくるまでじっと待っていたい」といったコメントが多数。
――Twitterの反応をどうご覧になっていますか?
浅香:僕自身Twitterをやっているので、それに対していろんなコメントをもらったり、「吉祥だけが~」に関する反響はすごいありますね。「浅香さんじゃないみたい」みたいなことも言ってもらえてすごくうれしいです。ただ、「かわいい」って言われたのは意外でした。暗くてキモいっていうイメージでやっていたので(笑)。
――今回は勲男という、かなりキャラクターが立った役です。ただ、原作の漫画のなかでは、人物像が具体的に描かれていないですよね。役づくりではどんな工夫を?
浅香:はい、読んだものの、ぜんぜんわかんないんですよ(笑)。でも、衣装合わせをして監督と話すなかで具体的なイメージを膨らませていきました。洋服の着方も、カーディガンの右肩だけ落としたりとか、靴の踵を踏んだりとか。なんとなく、踏んでるかなって思ったんですよね。具体的に理由があるというより、ひらめきです(笑)。
僕は役づくりするというよりも、その役をいかに愛せるかだと思っていて。勲男という役を愛して生まれるようなことを大事にしたいんです。今回はセリフが特になく、表情や動きがメインだったので、毎回違うゲストさんに対する反応で見せました。
――勲男は若い女性がゲストの時にロッカーに隠れたり、反応が大きい気がするんですが、それもひらめき?
浅香:演出だったり、台本にあったりするんですけど、台本にけっこう役者任せなポイントがあって、毎回、挑戦状を送られているような気持ちになるんです。「不思議な感じのジェスチャーで」みたいな(笑)。
――ハードルの高いお題ですね(笑)。物件を探すお客さんに対して指を「エンガチョ」みたいにするシーンがありますが、あれも?
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浅香:ああ、あれは「グッドラック」っていう意味だったんですけどね(笑)。物件探しをしているので、がんばれという気持ちで。あれも、台本には「ジェスチャーで応える」って書かれてたんです。
でも、台本や現場の雰囲気から、信頼して任せてくれているのが伝わってきて、とてもやりやすい環境です。だからこそ、なんかしてやろう、なんでもトライしよう、って思える。毎回楽しいです、すごく。