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「一生お金の奴隷でいるつもり?」高須院長が熱弁する、お金の倫理

 2017年、恋愛運・仕事運とならんで金運もアップしたいものです。

 いかにも金運が良さそうな人といえば、女子SPA!連載でおなじみの美容外科高須クリニック・高須克弥院長。そこで、高須院長に聞いてみました。どうすれば、お金が寄ってきますかね? 教えて、かっちゃん!

お金は「儲け方」より「使い方」がキモだ



 昨年末、見るからに金運が上がりそうな金ピカ表紙の著書、『行ったり来たり僕の札束』を上梓した高須院長。ところが、ご本人は「この本を読んでも金持ちにはなれんよ」と断言しています。え~っ、そうなの?

行ったり来たり僕の札束

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 確かに、「金儲けしたいならバカになれ」と言い、約40年前、当時うさんくさいとされた美容外科を選んで、現在日本一有名な美容外科医になった高須院長。「逆張りで大成功」という院長のマネは、私たちには難しいですよね。逆張りで失敗する人も山ほどいるわけだし。

 実は同書のキモは、「お金の儲け方」ではなくて、「お金の使い方」なのです。

「もっと欲しい」という欲望は地獄



――高須院長の2016年を見ると、「ヘリコプターでポケモンGO」みたいなゴージャス行為の一方で、熊本地震の支援物資を積んでヘリで駆けつけたりナイジェリアの貧困サッカチームにいきなり約4000万円を寄付したりしましたよね。

 その金銭感覚って、どうなってるんですか?

高須「僕はね、お金を大事にしないの。お金は、ぐるぐる回ってる血液みたいなもの。使えば自分のところに戻ってくるんだよ」

――使うといっても、高須院長はいわゆる贅沢には興味がなさそうな。

高須「うん。ユニクロとカルバンクラインの区別もつかないし、お寿司だって時間がもったいないからお茶漬けにしてかき込んじゃう」

――日本にもIT長者や創業社長など金持ちがいますが、多くは家・車・食べ物・女などにお金をつぎ込んでいます。

高須「“成金”と呼ばれる方々にみられる病的症状だと思いますね。所有欲にとりつかれた気の毒な方々だよ。過食症と同じ、心の病だね。

 過食症は肥満や糖尿病につながって不健康。所有欲にとりつかれるのも不健康。

 限りなく欲望がふくらむ成金の方々がおられる境地は、仏教では『餓鬼道』と呼ばれる地獄とみなされているんです」

高須病院

高須クリニックでは稼いでも、介護施設などを併設した「高須病院」では院長は無給だそう

金持ちじゃなくても…「お金の奴隷」はヤメにしよう



――遺産は全部「かっちゃん財団」に入れて困ってる人のために使うと公言してますよね。明治時代ぐらいの事業家は社会事業にお金を使う人も多かったけど、今の経営者はセコくなっているような…。

高須「自分の欲望にとりつかれて、他者の救済に関心のない方々は不幸だと思いますね。お金も幸せもキャッチボールのように返ってくるのに」

――寄付は節税対策じゃないか? という声もあるようですが。

高須「あのね、寄付したら税金が安くなるのは、国が認定した団体だけなの。たとえば、ナイジェリアサッカーチームへの寄付とか、チベットの人を支援しても、それは節税にならないんだよ」

かっちゃん基金

稼いだお金は、財団法人「かっちゃん基金」を通して奨学金などに

――「お金の儲け方」指南はあふれていても、「お金の使い方」指南はほとんどないです。普通のOL・サラリーマンに、「お金の使い方の心得」をお願いします。

高須「お金は、生きていくために重要な血液のような存在なの。循環して価値を発揮するんだよ。

 貧しい人は貧血を治すようにお金を集めないといけないけど、生活を維持できるだけのお金があったら、循環させて世の役に立ててほしいね。

 お金を貯めることに没頭するのは愚かですよ。あなたの一生がお金の奴隷では悲しいとは思いませんか?」

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 思いのほかマジメな答えが返ってきた今回のインタビュー。

 高須院長の『行ったり来たり僕の札束』とあわせて、パートナーである西原理恵子さんの名著『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(角川文庫)を読んで、新年にお金のことを考えてみるのもいいかも。

【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。著書多数、近著は『高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束

<TEXT/女子SPA!編集部>
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