「行きつけのバーで知り合った彼と、ほかの友達も一緒に、グループで遊ぶようになったの。初めは全然好みじゃないし、付き合いたいなんて思ってなかったんだけど。 　そのうち友達も入れて3人でご飯行ったあと、みんなでカラオケに行ったんですけど、そこで盛り上がって彼と2人で『付き合おう』ってハナシになったんです。」（28才／証券） 　急展開ですね！ それでそれで？ 「飲み過ぎてつぶれた友達はカラオケ終わりで帰して、彼と私は2人で雰囲気の良いバーへ。ラブラブな時間を過ごした後、近々デートしようねって約束して、その日は終わり。」 　良い感じじゃないですか。それでデートは？ 「結局しなかったの。」 　えっ！ なんで?! 「翌朝、私が『デート楽しみだね（はぁと）』とか盛り上がったテンションでLINEしたんですけど、夜になっても既読がつかなくて……これは、その場の勢いとアルコールのせいで付き合うって言ったけど、酔いが覚めたらイヤになってブロックされたんじゃないかなって」 　一晩で心変わり?! そんなことってあります？ 「それで共通の女友達に彼のことをグチりつつ、いつものバーで飲んでたら、彼が入ってきたの。」 　なんと。それは気まずいですね…… 「彼はバーのスタッフに『僕のスマホ忘れてませんか？』ってたずねて、渡してもらってたわ。」 　じゃあ、ブロックされたんじゃなかったんですね。円満に仲直りできたのでは？ 「うーん、それがそういうわけでもなく……もう、私の気持ちは、ブロックされたと思ってた半日のあいだに、すっかり盛り下がっちゃってて。 　店の外に彼を呼んで『お酒の勢いで付き合うって言っちゃったけど、全然覚えてないの。ごめんなさいね』って私からナシにしたわ。」 　もったいない！ LINEの誤解の上に、酒が招いた別れのような気もしますけどね。飲み過ぎには注意してください！ 　LINEやFacebookを使った出会い系アプリが出回っており、合コンやパーティに行かなくても、SNSでインスタントに出会える時代ですが、せっかく恋人同士になったなら、会っている時間を大事なコミュニケーションに使いたいですよね。 　特に最後のエピソードにもあるメッセージ未読で、ブロックされているのか不安になったり、既読スルーもそれはそれで気になったりと、なかなか面倒くさい機能と言えるかもしれませんね。 　いずれにしても恋の始まりと終わりはLINEではなく、“ちゃんと対面でするのが常識でしょ！”と思ってしまうのは私が昭和生まれだからでしょうか……。 ＜TEXT／ミフル＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】